東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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花粉症②

2023.03.25

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今回は、花粉症が日本で初めて報告された時期についてです。

 

 

 

 

 

日本で初めての花粉症の報告は1961年の荒木英斉博士によるブタクサ花粉症についての研究報告です。

 

 

 

 

 

ブタクサは第二次世界大戦後、アメリカ進駐軍により日本に持ち込まれた植物です。

 

 

 

 

 

そこから多量に繁殖し、花粉を飛散させ、花粉症が認識されることになりました。

 

 

 

 

 

その後、1963年には堀口申作博士と斉藤洋三博士が「栃木県日光地方におけるスギ花粉症の発見」という論文で、スギ花粉症を報告しました。

 

 

 

 

 

このスギ花粉症の発見は世界初のことでした。

 

 

 

 

 

スギは縄文時代から日本にある植物ですが、特に1980年代に急増しています。

 

 

 

 

 

これは、スギの花粉生産は植栽後25〜30年と言われており、1957年以降に拡大造林政策により、短期間に日本中に植栽されたスギの花粉が生産され飛散し、結果的にスギ花粉症の発症者が増加したとされています。

 

 

 

 

 

花粉症の研究は進み、現在までにアレルゲンとなる花粉は60種類以上が報告されています。

 

 

 

 

 

次回の記事に続きます。

 

 

 

 

【参考文献】

『花粉症と人類』

小塩海平著 岩波新書

 

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