東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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胃脘痛とは③

2023.01.05

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日より清明院は診療を開始しております。
 
 
 
年末年始はお休みいただきまして、ありがとうございました。
 
 
 
空気は冷たいですが、良い天気でしたので、自転車往診日和でしたね。
 
 
 
2023年も健康、安全第一で元気に走り回りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 
本日は、「胃脘痛」の続きで「肝気鬱結と血瘀の胃脘痛」について、お話していきます。
 
 
 
前回のお話はこちら!
 
 
 
どちらも実証であり、関連性があります。
 
 
 
肝気鬱結の胃脘痛は、内傷七情で肝気が鬱結して、肝の疏泄が不十分になったことで胃の和降が失調して、胃気が阻滞されて通じないために生じます。
 
 
 
痛みが特徴的で、遊走性の脹った感じの痛みを伴い、胸脇部の脹り、ゲップなどの気滞の症候がみられます。
 
 
 
治法は、疏肝理気、和胃を用います。
 
 
 
血瘀の胃脘痛は、気滞が持続して血瘀を生じたり、胃脘痛が慢性化して「久痛入絡」し、瘀血が停滞して発生します。
 
 
 
こちらは固定性の刺すような痛というのが特徴で、吐血、タール便、舌質紫などの血瘀の症候がみられます。
 
 
 
治法は、活血化瘀、通絡を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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