東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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頭痛とは②

2022.12.01

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「頭痛」について、続きのお話で、弁証分類についてお話していきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら!
 
 
 
頭痛の弁証分類は、主なものでも8つもあり、次の通りです。
 
 
 
1.外感風寒の頭痛
 
2.外感風熱の頭痛
 
3.外感風湿の頭痛
 
4.肝陽上亢の頭痛
 
5.気虚の頭痛
 
6.血虚の頭痛
 
7.血瘀の頭痛
 
8.痰濁上蒙の頭痛
 
 
 
本日は特に1〜3の外感によって生じる頭痛について、お話していきます。
 
 
 
『蘭室秘蔵・頭痛門』に「風は上よりこれを受く」、「高巓の上、ただ風のみ到るべし」といった記載があるように、外感の頭痛はすべて風邪が絡んでおり、風邪は寒邪、熱邪、湿邪をともなうことが多く、邪の種類によって症状の違いが生じてきます。
 
※巓(テン、いただき)…山頂、一番高いところを意味する。
 
 
 
 
外感風寒の頭痛は、風寒の邪によるもので、風に当たって冷えた後に生じます。
 
 
 
 
太陽経は表を主り、経脈は上は巓頂を循行し、下方は項背をめぐるため、風寒の邪が侵入して清陽を阻遏すると、上の後ろに頭痛が生じて痛みが項背に放散します。
 
※遏(アツ)…とめる、さえぎる、とどめる、ふさぐを意味する。
 
 
 
寒邪は収引の性質があるため、疼痛に緊束感がある特徴を持ちます。
 
 
 
『証治匯補・頭痛』では、「寒によりて痛むものは、細急して悪寒戦慄す」と記載されています。
 
 
 
また、寒邪は陰邪であり、温めると緩解するため、帽子をかぶったり、マフラーをつける等風や寒さを避けて温めたくなるといった行動がみられるようになります。
 
 
 
風寒が表にあり、化熱していないため、口渇はみられないことが特徴となります。
 
 
 
脈浮は邪が表にあること、脈緊は寒邪をあらわしており、舌苔が薄白であるのは風寒が表にあることを示しています。
 
 
 
弁証する際のポイントは、寒がる、身体が冷える、締め付けるような頭痛、暖まると緩解し、風に当たったり冷やしたりすると増悪することであるため、そういった症状がないか、お聞きしてチェックしていきます。
 
 
 
治則治法は、疏風散寒を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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