東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2013.04.17

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こんばんは、下里です



日差しが日増しに強くなり、日中は軽く汗ばむようになってまいりました!

じりじりと、夏が近づいてまいります!



が、私まだまだ春を味わいつくしておりません。



ということで、患者さんに教えていただいたレシピで「筍ごはん」を作ってみることにいたしました。



****レシピ****

・筍を皮ごと、米ぬかor米を一つまみ入れて竹串が通るようになるまで1時間ほど茹でる
・火を止めて一晩置く
・筍の皮をむいて切る。しょうゆ・だし・みりん・塩・砂糖を入れた鍋で、筍を茹で、さます
・だし汁と同量の米をはかり、だしで炊く。
・ごはんがたきあがったら筍を混ぜ、蒸らす。

***********


・・・レシピの冒頭で「茹がいて、一晩おいて・・・」という時点で「そんなん自分には無理だー


と思ったのですが、偶然筍が手に入ったこともあり作っています。


いま、背後で鍋がふしゅふしゅゆっています。


すると、なにやら、あま~~~~~~~~い香りがいたします。



東洋医学的な食養生では、筍は「甘味」とされているのを知り、



「甘い?そう?」と疑問に思っていたのですが、実際料理してみるとほんとにあま~い香りがします。



『女性のための東方養生新書』によりますと、

そのほかの性質としては、「寒性」。


効能は「利九竅」「通血脈」「化痰」。


とあり、体の実熱を取り除いたり、通じさせる効果があるということですが。



まさに破竹の勢いで春に地面を突き破り伸びあがる「筍」に関しては、ほかの性質もある、という御意見も先輩から伺ったことがあります。




ちなみに、生薬としては竹茹(チクジョ。ハチクの茎中間層)や竹葉(チクヨウ。ハチクの葉)などがもちいられ、いずれも体を冷やす作用とされています。




ところで、「筍」という文字。

「竹かんむり」に「旬」と書きますよね。


旬は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸でカウントされる10日間ともいわれています。



筍は成長スピードが速く、10日(=一旬)しか、その美味を堪能できないことから、



筍という文字になったとも・・・・真偽のほどやいかに。



ともかく、春の「旬」のたべものの代名詞であることは確かですね



さて、茹であがったようです。第一工程終了ですが、明日は立派な筍ごはんが食べられるでしょうか。




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