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こんばんは、森岡です(^_^)


今回はこのテーマ。

「悪心・嘔吐」


鍼灸院に上記の症状がメインで来られる患者さんは多くないものの、


随伴症状やその他の症状として訴えを持っている方は多く、


臨床をやっていれば必ずと言っていいほど出会うことになると思います。


特に、往診なんかでは目の前で患者さんが、今まさに嘔吐しているなんて現場に出くわすことも珍しくありません。


また、よく見かけるものとしては風邪の症状の中の１つとして出ている患者さんなんかは比較的多く見受けられます。


とにかく、これらは非常に苦しく不快な感覚を患者さんにもたらし、


日常生活に大きな支障をきたしますので、これらをスッキリ治してあげられることはとても喜ばれます。



そういったことで、このテーマを取り上げてみたいと思います。



ところで、


ここ最近、清明院では空前の”釣り”ブームです（笑）


「釣り」を含む院長過去記事はコチラ
「釣り」を含むスタッフ過去記事はコチラ


釣りと言っても様々な手法がありますが、清明院での釣りは陸からではなく、


専ら、乗合の釣り船に乗船し、海上からの釣りとなります。


釣り船に乗り、沖合に出たほうが魚影も濃いし、数も釣れることが多いので、釣りとしては楽しいものとなる確率が上がります。


しかし、そこに一つの大きな壁が・・・。


「船酔い」です。


これは避けては通れない試練です。


自然ばっかりはコントロールできないので、海に出てみないとその日の状況はわかりません。


それでも、沖合を見たときに白波が立ってると嫌な予感・・・。


というか、ほぼ確実に荒れてる（苦笑）


そうなると、魚との戦いのはずが、荒波との戦い、そして自身の精神力との戦いとなることもしばし・・・。


まぁ、前回の釣りがそんな感じでした（笑）



といったことで、その船酔いも含め、


「悪心・嘔吐」を東洋医学ではどのように考えるのか、というお話です。



東洋医学における「悪心・嘔吐」の前に、


まず初めに、西洋医学において「悪心・嘔吐」をどのように考えるのかを紹介していきます。



『内科鑑別診断学』によると、西洋医学における「悪心（おしん・ｎａｕｓｅａ）」とは、


「上腹部から咽頭部にかけて感じられる、今にも嘔吐しそうな不快感」


を指し、


「嘔吐（ｖｏｍｉｔｉｎｇ）」とは、


「胃腸内容物を多くの器官の反射的協調運動によって逆行性に口から吐出する現象」


と定義付けています。



簡単に言えば、


上腹部から咽喉部にかけてのムカムカ感、気持ち悪さ感が「悪心」で、


胃腸の内容物を吐いてしまうのが「嘔吐」と言う事になりますね。



これら２つは、基本的には悪心が先行し、次いで嘔吐するという経過を辿ることが多いが、


嘔吐まで至らないパターンや、悪心せずにいきなり嘔吐するパターンなどもあり、


色々な様式があり、考えられる疾患は多岐に渡ると言う事です。



次回は、西洋医学における「悪心・嘔吐」の機序から話を進めていきたいと思います。


次回に続く。



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