東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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瘀血⑯

2022.05.18

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラです。

 

 

 

今回は、正気虚損による、瘀血形成の要因について書いていきます。

 

 

 

正気を虚損する要因としては色々とあります。

 

 

 

例えば、長期にわたり病気を患ったことで食事をすることが出来ず、体重が激減してしまったなどが原因で、気が虚してしまうことがあります。

 

 

 

気が虚してしまったことにより。血を正常に循環させることが出来なくなり、瘀血形成に至ってしまいます。

 

 

 

張景岳先生の『景岳全書』には、「人の気血というものは源泉のようなものであり、豊富であればスムーズに流れ、少なければ塞がる。したがって気血は虚さなければ滞らず、虚せば必ず滞る」と記載されています。

 

 

 

気が虚したことにより、気の推動作用が低下し、血が推動されず、瘀血形成するというメカニズムです。

 

 
 
   

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 
 
 
 
  
 
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