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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は津液の消耗が、瘀血形成に至る要因について書いて行こうと思います。
血の正常な循環は、気によって推進されるだけではなく、血は津液に乗って運ばれます。
血と津液の関係性について、血は船として考え、津液は水として考え、水が豊富にあるからこそ船は進みますよと、例えたりしています。
血津同源、気血同源、気津同源という言葉があるように、気と血と津は、密接な関係にあります。
津液が損傷する原因はたくさんあります。
例えば、高熱で発熱した事が原因で、津液を損傷する事があります。
熱により津液を凝集し、瘀血形成することもありますし、大量に発汗したことにより、津液を損傷する可能性もあります。
そういったことが原因で、津液が損傷すると、血を乗せて運ぶ事が出来ないので、血行は滞り、瘀血を形成する原因となります。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
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