東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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心神と睡眠②

2022.03.31

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

本日は先週の続きで、「睡眠のメカニズム」について、お話していきたいと思います。

 

 

前回のお話はこちら

 

 

衛気は、陰の時間帯である夜になると、身体の陰(体表に対して体内)をめぐるようになります。

 

 

陽気の活動が落ち着いて、陰気が盛んになると、陰の働きが強まり、心身の働きが沈静化するため、目を閉じて入眠することが出来ます。

 

 

陰の時間帯に、陽気が盛んになっていると、不眠となってしまいます。

 

 

睡眠中に沈静化していた気血が活発に動き、目に注がれると開眼でき、全身にめぐることで四肢を動かすことができ、活動出来ます。

 

 

寝起きの良し悪しは、陰陽の切り替えが関係してまして、瞬時に静的状態(陰)から動的状態(陽)に切り替えられる人は、寝起きがスムーズです。

 

 

陰陽の切り替えが上手く行えない場合は寝起きが悪く、気虚だけでなく、気血の鬱滞が強すぎても起きてしまいます。

 

 

 
 

 

 

つづく

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店

『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

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