東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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卒寿③

2022.02.16

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

二月も中旬突入です。

 

 

二月は日数が少ないので、あっという間に終わってしまう感じがしますよね。

 

 

一日一日を大事にしていきたいと思います。

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

また、「卒」は「衣の襟(えり)を重ねて、結びとめた形」のことだ、という説もあります。

 

 

この場合の衣は、死者に纏わせる衣のことです。

 

 

死者の衣の襟もとを重ね合わせて結び、死者の霊が迷い出るのを防ぐのだそうです。

 

 

卒業という言葉があるように、「卒」という文字には、「終える」という意味もありますが、ここでの「終わり」は「死」を意味しています。

 

 

「死」の忌み言葉として「卒」を使っていた例もあります。

 

 

患者さんは、「卒」は人が亡くなった時に使用するのに、なぜに「卒寿」なのか?ということから、「卒寿」は嫌いとのことでした。

 

 

字の意味だけで考えると、人生を卒える(終える)年なのか?と考えてしまいますが、その後の白寿や百寿、茶寿、皇寿を考えると、文字遊びの意味合いが強いのかなと、思いますね。

 

 

ちなみに、「卒」という字には、「突然に、急なさま」という意味もあります。

 

 

ぎっくり腰の事を「卒腰痛」、突然倒れたりする発作性の病気を「卒中風」と言います。

 

 

一つの漢字を理解することにより、今までなんとなく使用している熟語なども理解が広がりますね。

 

 

東洋医学は漢字だらけなので、漢字の意味までしっかりと理解する事により、より深いところまで理解できる気がします。

 

 

皆さんもぜひ、普段何気なく使用している漢字を調べてみましょう!!

 

 

 

参考サイト

Kanji café

 

 

 

参考文献

『漢字源』 編:藤原保明 松本昭 竹田晃 加納喜光 (学研)

 
 
 
  
 

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