東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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五神㉗

2022.01.31

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

そろそろ一月が終わろうとしています。

 

 

 

二月四日が立春です。

 

 

 

暦の上では春になります。

 

 

 

まだまだ寒い日が続きますが、心身ともにのびのびとし、少しずつ活動量を上げていきましょう。

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ。

 

 

 

東洋医学では、外界から一定の刺激が皮膚に作用すると、「使道」を伝い心に伝達し、心神が応じて疼痛あるいは触圧、寒熱など生じると考えます。

 

 

 

その刺激を感知するのが、肺の魄気になります。

 

 

 

当り前のことですが、触覚も感覚なので、肺の魄気の守備範囲になります。

 

 

 

その為、肺の魄気で感知した情報を、使道を通じ心神に伝え、感じるという流れになります。

 

 

 

また、肺は皮毛を主ります。

 

 

 

皮毛とは、皮膚とうぶ毛のことを指し、汗腺、皮脂腺を含めた皮膚の表層のことで、そういった部分でも、皮膚と肺との関係性が強いことがわかります。

 

 

 

その為、肺の機能低下が起きていれば、感覚異常が発生する可能性がありますし、心神の状態が悪くても、感覚異常が発生する可能性があるということです。

 

 

 

この様な概念を大昔からあったという事が、凄いですね。

 

 

 

参考文献

『現代語訳 黄帝内経素問 上・中・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)

『現代語訳 黄帝内経霊枢 上・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 実践編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信弘(東洋学術出版)

 
 

  

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