東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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卒中風と後遺症④

2022.01.11

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

前回は卒中風の分類のうち、中経絡についてお話ししました。

 

 

 

前回までのお話はこちら!

卒中風と後遺症

卒中風と後遺症②

卒中風と後遺症③

 

 

 

本日は中臓腑について、お話ししていきます。

 

 

 

中臓腑は、中腑と中臓の総称であり、意識障害を伴うレベルのものが分類されます。

 

 

 

中腑は、意識消失から始まり、半身不随、顔の歪曲と不全失語症を伴う脳卒中の重篤なタイプです。

 

 

 

中臓は、突然の意識喪失、失語症、唇の麻痺と唾液分泌を伴うもので、脳卒中のなかでも非常に重篤なタイプです。

 

 

 

中臓腑の病位は深く、病状も重く、生命に関わる病証です。

 

 

 

中経絡の症状に加えて、意識障害が起こる特徴があります。

 

 

 

軽症だと意識が朦朧としたり、嗜眠となりますが、重篤な場合は意識が完全に消失し、最悪の場合には死に至ります。

 

 

 

中経絡も後遺症がありますが、中臓腑の方が後遺症が多く、程度も重くなりやすく、改善、軽減までに時間を要します。

 

 

 

中臓腑は、虚実の比重の違いにより、閉証と脱証の2つに分類することができます。

 

 

 

少し長くなってしまいそうなので、続きは次回のお楽しみということで!

 

 

 

つづく

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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