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こんばんは、森岡です(^_^)


皆様、明けましておめでとうございます<(_ _)>

本年も『清明なる日々』を宜しくお願い致します。


さて。


今年の干支は「午」ですね。


私のもとにも午モチーフの年賀状がいくつも届きました。


有り難いことです(^O^)



この干支ですが、これは「十干（じっかん）」と「十二支（じゅうにし）」を合せた語句です。


（「十干・十二支」については院長ブログも参考に！！）



古くは「十干」とは、日を数えるために用いられ、


「十二支」とは、月を数えるために用いられた数詞でした。 


それがさまざまな変遷を経て、現在使われている


「十干（甲乙丙丁戊己庚辛壬癸）」 と「十二支（子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥）」


となっていきました。



さらに、十二支は五惑星（木火土金水）の中で、最も尊貴とされた木星の運行に拠っています。


木星の運行は西から東へ移動し、約十二年で天を一周します。


それらの星の場所を「太歳（たいさい）」と呼び、神霊化し、十二の動物で名付けたのが十二支です。



その中の1つである「午」は五行では「火」に属し、方位は「正南」です。


時間は「午前１１～午後１時」までを午の刻とし、１２時を最も陽気の旺盛な時間で「正午」としていますね。


正午より前を午前、後を午後とするのはこういう意味があります。 



また字義的には「午＝忤（さからう）」で、「万物にはじめて衰微の傾向が起こりはじめたさま」


を表しております。



さらに、


『淮南子』に「三合の理」というのがありますが、これは簡単に言えば、


全ての事象には原理として「生れる・壮（さか）んになる・死ぬ」


の３つの過程があるということです。


（『淮南子』に関しては以前、私も触れております。）


これらを「生・旺・墓」と表現しています。


この中で、


「午」は午の三合（火気の三合＝寅、午、戌）と呼ばれ、火の性質があるとされ、


その中でも午は最も火が旺盛となる「旺」に配当されております。



さらさらに興味深いのは、易において「午」は「天風姤（てんぷうこう）」という卦になり、


「乾（天）卦」の下に「巽（風）卦」がある卦となります。


↓↓↓こういうやつです。









（『易経』ではあまり良い卦とはされてないですね・・・。）


「姤」とは「遇（あ）う」の意で、「柔が剛に遇うこと」と解説されております。


ここでいう柔とは「陰」で、剛とは「陽」のことです。



ですから、陰陽論で考えると、


陽気が旺盛となり、極まったところで、少しずつ陰気が顔を出すという非常に重要な卦となります。


この陰陽の交流がうまく行くと、「万物が生じ、邪は抑えられ、世は治まる」となります。



他にも書き出せばきりがないので、この辺にしておきますが、


「午」というのは東洋医学において重要な位置を占めていることが分かります。



今年一年、また自分にとっても重要な年になりそうです。。。
 


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