東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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古代エジプトと陰陽

2014.01.15

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こんばんは渡辺です



最近、古代エジプト神話について知る機会がありました。






古代エジプト(紀元前3000年~紀元前30年)といえば、ピラミッドやミイラなどのイメージですが、



その壁画などに登場する神々を描いた神話は数多あり、



中でもメジャーな神話が、現在のエジプトの首都カイロ近郊にあった都市「ヘリオポリス」に伝わったヘリオポリス神話群だとか。



この神話、



世界の創造や神々の誕生についても描かれ、



それによると



創造神アトゥム(両性具有)から大気の神シュウと湿気の女神テフヌトが生まれ、



二人の間に地の神ゲブと天空の女神ヌトが誕生し、



その間にオシリス♂、イシス♀、セト♂、ネフティス♀の四人が誕生、



オシリスとイシス、セトとネフティスは夫婦であったそうです。



おや!この流れ、どこかで見たことあるような



『周易』繋辞上伝の 太極 - 両儀 - 四象の流れに似ていませんか(無理やり・笑)



八卦に対応する流れがあればもっと面白かったのですが。



でも、大気(男神)/湿気の神(女神)というのは陰陽論的な気もしますが、



ゲブとヌトは天が陽(男神)で、地が陰(女神)でなく、逆になっているので
 


やっぱりちょっとでも共通点があれば話を無理やり当てはめて考えよう、なんて言う発想では、うまくいきませんね!



イシスなんかは地母神でもあるようですが、それは夫オシリスが農耕の神であったからという説もあり、



何が「男性的か」「女性的か」というのは、地域ごとにきっとすごく差があるのでしょうね。



知人に海外で鍼灸師として活躍している治療家がいるのですが、



そんな自然発生的な自然観が異なる世界で、東洋医学の哲学でやっていて、効果が出る、というのはやはりすごいことだな、と思いました。




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