お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2014.02.12
これまで「むくみ」について少しずつ書いてきて、
前回「三焦○○証」っていうのが、臓腑弁証にないと書いたのですが
臓腑経絡学(中医学の生理学)では取り扱われているのに病理を考えるときにつかう弁証がないというのがイマイチなっとくいかず
たまたまお会いした先輩に「なんでないんですか」と聞いてみたところ、
「いや、ある、たしかこの本に載ってる」
と紹介していただいたのでした!いろいろ、メモしきれなかったので購入。(表紙のキャラ超かわいくなーい)
前回ブログを書いたときに私が参考にしたのは燎原の『基礎中医学』、東洋学術出版社の『中医弁証学』、そして『北辰会方式 理論編』
ちなみに、臓腑弁証は
臓腑の生理機能をもとに八網・気血津液・病因などの弁証を結び付け、四診で得られた資料から病因・病機および病変の部位・性質・邪正の形勢などを弁明する方法である。中医学において重要であり、とくに内傷雑病に対する弁証の基礎である
これに対し、三焦弁証というのもありますが
清代・呉菊通が『温病条弁』で提示した温病の弁証方法であり、尊崇する葉天士の衛栄気血弁証を含みこんで、「上焦に始まり、下焦に終わる」という上から下への伝変を重視した新たな観点に立っている。(以下略)
(いずれも『基礎中医学』 神戸中医研究会編著 より)
この場合は臓腑としての三焦とは、また概念がちがうものです。
三焦について、詳しくは院長ブログをご覧ください→ 「三焦」って何ですか?(その12) ←『「三焦」って何ですか?』シリーズの最終回。ここから全部さかのぼれます
先輩には「本によって書いてあることが違うんだから、いろいろよまないと。。。」とアドバイスいただきました
いやはや!こんな基本的なところが違うと思ってなかったですよ
北辰会の『臓腑経絡学』も確認してみたところ
「蔵象 臨床」
というコーナーがないのは、やはり「三焦」と、三焦と表裏関係にありこちらも相火という特殊なポジションの「心包」だけ!
・・・・だったら、話の流れがキレイだったんですけど、大腸もなかったですね笑
ということで、次回はこちらの本でむくみについて発見したことを書いていきたいと思います
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.11.22
久しぶりの怪我2024.11.21
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは④2024.11.20
問診について⑨2024.11.19
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは③2024.11.18
血の病2024.11.17
機能性ディスペプシアと鍼灸⑥2024.11.16
立冬②2024.11.15
段階的に克服する2024.11.14
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは②2024.11.13
問診について⑧2024.11.12
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは①2024.11.11
気の病㊶2024.11.10
機能性ディスペプシアと鍼灸⑤2024.11.09
立冬2024.11.08
寒さ対策2024.11.07
呃逆(あくぎゃく)とは③2024.11.06
問診について⑦2024.11.05
呃逆(あくぎゃく)とは②2024.11.04
気の病㊵2024.11.03
機能性ディスペプシアと鍼灸④2024.11.02
風邪㉗2024.11.01
痩せた2024.10.31
呃逆(あくぎゃく)とは①2024.10.30
問診について⑥2024.10.29
呑酸(どんさん)とは②2024.10.28
久しぶりの排球観戦2024.10.27
機能性ディスペプシアと鍼灸③2024.10.26
霜降2024.10.25
食事量の調整2024.10.24
呑酸(どんさん)とは①2024.10.23
問診について⑤2024.10.22
乾嘔(かんおう)とは④2024.10.21
そろそろ冬2024.10.20
論文を読む上でのフレームワーク②2024.10.19
風邪㉖2024.10.18
ひと安心2024.10.17
乾嘔(かんおう)とは③2024.10.16
いい香り2024.10.15
乾嘔(かんおう)とは②2024.10.14
とうとうこの季節2024.10.13
論文を読む上でのフレームワーク①2024.10.12
秋2024.10.11
食欲がない2024.10.10
乾嘔(かんおう)とは①2024.10.09
問診について⑤2024.10.08
嘔吐(おうと)とは④2024.10.07
夏バテ2024.10.06
機能性ディスペプシアと鍼灸②2024.10.05
寒露2024.10.04
自然と癒やし