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こんばんは渡辺です



パラリンピックが、閉幕しましたね！

日本勢は金２、銀１、銅１の４つのメダルを獲得する活躍でした



選手の方々、おつかれさまです。



競技スポーツの世界は何年もかかって、数分のタイムを縮めることを目指すこともあるのですから



すさまじいですね。



日々の練習の積み重ねに頭が下がります。



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気づけばわたしは清明院の往診事業部でお世話になり、今年で３年目になります。



先日鍼灸学校の学生時代の友人と、仕事について話す機会がありました。



今回は往診での経験で得た学びについて、書きたいと思います。



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往診を通じて最も自分が影響を受けたこと



それは、患者さんとのお付き合いの仕方や、視点の持ち方、ふるまいなどだと思います。



往診をはじめるまでに担当させていただいていた患者さんは５０歳くらいまでの、



自分の足で治療院まで通うことができる（当然自分の世話は自分でできる）方々でした。



往診では、自分の足で治療院に通うことができない高齢者の方で、



持病や難病を抱えた方、コミュニケーションをとるのが難しい状態にある方も担当させていただいています。



本人希望でなく、ご家族の要望で治療をさせていただく場合も多々あります。



治療云々の前に


「どうやったら、相手に治療を受ける気になってもらえるか」

「話を聞いてもらえるか」

「わかってもらえるか」


ということに、頭を使い、試すことの繰り返し。



そもそも自分が大雑把な性格で人に気を遣うタイプでもないので



患者さんとのやりとりはけっこう苦労した記憶があり、いまでも簡単にはいきません。





以前は全然関係のない買い物に行ってくれとか、夜中にさみしいから話に付き合ってくれと電話がきたりとか、



往診の範囲を超えた過剰な要求される場合もありました。



往診に行く治療家としてあまり自分に自信がなかった頃、とくにそういったトラブルは多かったように思います。



院長や先輩方には「落ち着いて、毅然とした態度を」と繰り返し注意されていました



経験を積ませていただく中で少しづつ、トラブルを未然に防げるように、かわせるようになったのだと思います。





よく、訪問先でお菓子や飲み物を出していただくことがあるのですが、



あんまりおなかの調子がよくないときでも無理して食べて下したりとか。



今思うとバカみたいなのですが、



最初のころはとにかく不安だったので、何でもできることはしないといけないような気がして、また、相手の気を悪くさせずに主張する自身もなく「断る」ことがうまくできていませんでした。



３年前と比べれば、そのへんも明らかに変わったなと思います。



若い年齢層の患者さんとのやりとりでも、伝え方は変わっていると思いますし



プライベートでも、それまで接し方がよくわからなかった祖母と自然とやりとりできるようになり



「優しくなった」と非常に喜ばれました（笑。



（優しくなったんじゃなくて、ちょっと接し方のコツがわかってきただけなんだけど、まあいいか。）




もちろん、こういった精神面の変化だけでなく、学業的な面でも往診は非常に勉強になっています



（つづく）

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