東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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食欲がない②

2021.07.06

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きのお話、食欲不振の弁証分類についてお話ししていきたいと思います。
 
 
 
前回までのお話はこちら!
 
 
 
5.脾胃虚寒(脾胃陽虚)
 
 
 
体質素因として、脾胃が弱く、中焦の陽気が伸びやかに上手くめぐりにくい体質の人が、
 
 
 
生ものや冷たいものを飲食し過ぎたり、寒涼剤を多用し過ぎたりする等、不適切な養生を続けることで脾胃の陽虚に至り、発症します。
 
 
 
この分類は、もともとベースに脾胃気虚があり、進展したものです。
 
 
 
空腹感を全く感じない、飲食しても美味しく感じないといった訴えがみられます。
 
 
 
食後には、脘腹脹悶、脘腹痞満、嘔悪感がしたり、脘腹隠痛がみられます。
 
 
 
増悪因子は腹部の冷えで、逆に温めたり、按圧すると痛みが緩解する特徴があります。
 
 
 
お通じは不消化便、軟便、水様便がみられます。
 
 
 
気虚や陽虚が著しいと、排便後に倦怠感がきつくなったり、四肢厥冷が増悪します。
 
 
 
6.脾腎陽虚
 
 
 
脾胃気虚が進展したもので、加齢や脾胃気虚、寒涼剤の多用により、陽気を損傷し、
 
 
 
脾腎の気虚を起こし、徐々に陽気も損傷した場合にみられます。
 
 
 
病呈が長いことが特徴で、全身倦怠感がみられ、腎の弱りを思わせる腰膝酸軟がみられます。
 
 
 
腹中が冷えて痛み、温めると緩和する特徴があります。
 
 
 
その他にも、不消化下痢、五更泄瀉、四肢厥冷、浮腫、お小水の出の悪さ、夜間尿の増加がみられます。
 
 
 
7.傷食
 
 
 
飲食過多により、飲食したものが停滞することで発症します。
 
 
 
厭食、呑酸、腐臭のあるゲップがみられ、その他にも脘腹膨満、大便の臭いがきつくなる、または便秘がみられたりします。
 
 
 
8.邪在半表半裏
 
 
 
風寒邪の侵襲を受け、太陽病の段階で外邪を駆逐できず、少陽病に進展して発症します。
 
 
 
口苦、咽乾、眩暈、胸脇苦満、乾嘔、寒熱往来といった症状がみられます。
 
 
 
食欲不振については、以上です。
 
 
 
次回は「食後の眠気」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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