東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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六淫の外邪⑮

2021.07.05

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

梅雨ですね。

 

 

 

雨が続きますね。

 

 

 

雨具が大活躍です。

 

 

 

早く、梅雨明けするといいですね。

 

   

これまでのブログはこちらです。

六淫の外邪

六淫の外邪②

六淫の外邪③

六淫の外邪④

六淫の外邪⑤

六淫の外邪⑥

六淫の外邪⑦

六淫の外邪⑧

六淫の外邪⑨

六淫の外邪⑩

六淫の外邪⑪

六淫の外邪⑫ 

六淫の外邪⑬ 

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

・湿性は重濁・粘膩である

 

 

 

「重」という言葉は、重い、付着するという意味があり、「濁」という言葉には、汚濁、汚れという意味があります。

 

 

 

「粘膩」という言葉には、ネバネバする、粘着するという意味があります。

 

 

 

簡単に言うと、汚れていて重くてベトベトしており、動きにくいです。

 

 

 

それが気血の流れを悪くすることにより、色々な症状を発生させると考えられています。

 

 

 

経絡を阻滞すると、頭重感や倦怠感、四肢がだるく痛む、痺れなどが現れます。

 

 

 

関節に湿邪が侵入すると、関節痛や動かしにくい、水腫などの重濁性の症状が現れます。

 

 

 

「重」という言葉が示すように、重くなったり、動かしにくくなったりするような症状が多くあります。

 

 

 

「重」の他にも、「粘膩」や「濁」の様な症状も発生します。

 

 

 

耳垢や目ヤニ、汗がベトベトしたり、排便が泥状になったり、帯下が濁ったり、小便が混濁するなど、体内の水液がサラサラから、ベトベトして行く様な現象が認められます。

 

 

 

一方で倦怠感といっても、湿邪だけが原因で起きるわけではありません。

 

 

 

その為、湿邪=倦怠感で考えるのではなく、どういった状況で緩解し、どういった状況で悪化するのかなどを、最低限確認し、判別する必要があると思います。

 

 

  

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房) 

『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

 

 

 

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