お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2010.12.15
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話し・・・
マイコプラズマ肺炎急増(その1)
マイコプラズマ肺炎急増(その2)
続き行きます!!
前回は、猛暑により内熱をこもらせた人が多かったという考察をしました。
そしてもう一つ。
過度に発汗すれば、体のお水は少なくなる訳ですから、水分を欲します。
体には熱がこもっていますから、冷たい飲み物を特に好みます。
そこにもってきて「熱中症」です。
メディアで盛んに言っていましたね。
水を飲め飲めと。
水分をたくさん取ることで予防になるため、渇きを感じる前に飲んだ方がいいということを、何度もテレビや新聞で見ました。
それは確かにそうです。
しかし、幾度となく言うように、摂取量は人それぞれな訳です。
テレビでは「できるだけ多く摂取した方がいい」という、非常にあいまいな表現方法が多かったです。
ですから、その解釈を誤ると、もう朝から晩まで水を飲みまくるということになりかねません。
実際、そういう方もいました。
体内にたまった余計なお水は、体にとって「悪いお水」となってしまいます。
これを東洋医学では、「湿邪(しつじゃ)」とか「湿痰(しったん)」とか「痰濁(たんだく)」とか「内湿(ないしつ)」などと呼んでいます。
この湿邪の非常にきついものを、日本では「水毒(すいどく)」と呼んだりもしています。
この湿邪は、水分代謝をメインで行っている脾の臓(西洋医学で言う脾臓とは違います)にダメージを与えます。
脾については院長ブログ 「脾」って何ですか?(その1~9) 参照
ですから、
湿邪ができる→脾が頑張って排出する→しかし排出しきれない→脾の機能低下→更に湿邪は排出されない
という悪循環を生みます。
この湿邪が体外に排出されず、体内に一定時間たまっていると、少し熱を帯びたドロドロのお水へと変化します。
これを「湿熱(しつねつ)」と呼びます。
湿熱は、水と熱といった陰陽で言えば真反対のものがくっついてしまった、非常に厄介なものです。
陰陽の平衡がとれてしまっている安定した邪なので、逆に動きづらく治療する際には手を焼きます。
また、暑い夏にもってこいなのがビールですよね。
この酒は、東洋医学では”大辛大熱(たいしんたいねつ)”とされ、非常に湿熱を生みやすい飲み物です。
また、暴食によっても湿熱は生まれます。
ですから、夏バテしないようにと、辛い物や肉を食べ、それをビールで潤し、帰り際にコンビニによってアイスを食べる。
なんて生活をされていた方は、体に湿熱を非常に多く溜めこんでいらっしゃると思います。
つまり、二つ目に、
過度な水分摂取+暴食+ビールやアイスがうまい猛暑だった=脾を傷め、体に湿熱をため込む人が多かった
ということが挙げられます。
次回に続く。
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!
↓↓清き1票を! ↓↓清き1票を!
清明院オフィシャルホームページ(PC)
清明院オフィシャルホームページ(携帯)
清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.11.22
久しぶりの怪我2024.11.21
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは④2024.11.20
問診について⑨2024.11.19
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは③2024.11.18
血の病2024.11.17
機能性ディスペプシアと鍼灸⑥2024.11.16
立冬②2024.11.15
段階的に克服する2024.11.14
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは②2024.11.13
問診について⑧2024.11.12
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは①2024.11.11
気の病㊶2024.11.10
機能性ディスペプシアと鍼灸⑤2024.11.09
立冬2024.11.08
寒さ対策2024.11.07
呃逆(あくぎゃく)とは③2024.11.06
問診について⑦2024.11.05
呃逆(あくぎゃく)とは②2024.11.04
気の病㊵2024.11.03
機能性ディスペプシアと鍼灸④2024.11.02
風邪㉗2024.11.01
痩せた2024.10.31
呃逆(あくぎゃく)とは①2024.10.30
問診について⑥2024.10.29
呑酸(どんさん)とは②2024.10.28
久しぶりの排球観戦2024.10.27
機能性ディスペプシアと鍼灸③2024.10.26
霜降2024.10.25
食事量の調整2024.10.24
呑酸(どんさん)とは①2024.10.23
問診について⑤2024.10.22
乾嘔(かんおう)とは④2024.10.21
そろそろ冬2024.10.20
論文を読む上でのフレームワーク②2024.10.19
風邪㉖2024.10.18
ひと安心2024.10.17
乾嘔(かんおう)とは③2024.10.16
いい香り2024.10.15
乾嘔(かんおう)とは②2024.10.14
とうとうこの季節2024.10.13
論文を読む上でのフレームワーク①2024.10.12
秋2024.10.11
食欲がない2024.10.10
乾嘔(かんおう)とは①2024.10.09
問診について⑤2024.10.08
嘔吐(おうと)とは④2024.10.07
夏バテ2024.10.06
機能性ディスペプシアと鍼灸②2024.10.05
寒露2024.10.04
自然と癒やし