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2011.01.27
こんばんは、森岡です(^_^)
以前、熱についてのお話をしました。
動物治療から考察する「臭い」と「熱」
マイコプラズマ肺炎急増(その1~8)
この熱ですが、全てが悪い訳ではなく、ある程度の熱は体にとって必要です。
体を温め、護り、五臓六腑の活動を円滑にします。
しかし、これが過剰になると体にとって有害な「邪」となり、様々な悪影響を与えるようになります。
有害な邪となったものを「熱邪」とか「火邪(かじゃ)」と呼びます。
現代人は、この「熱邪」・「火邪」による病気が非常に多いです。
では、この二つの邪はどのようにして発生するのでしょう?
原因は大まかに分けて、以下のものがあると考えられます。
1.ストレスや感情の起伏などによる精神的疲労
2.暴飲暴食
(特に味の濃いもの・甘いもの・脂っぽいもの・辛いもの・酒など)
3.睡眠不足やオーバーワークなどによる肉体的疲労
4.ある種の風邪
5.季節・天候(暑さや乾燥など)
ストレス社会、食生活の欧米化、過労、環境破壊による異常気象etcetc・・・
現代に「熱邪」による病気が増えるのは必然的であると思います。
また、これらがいくつか絡み合うことによって、更に「熱邪」を発生させやすくなります。
そして、「熱邪」によって引き起こされた症状を、
「熱証(ねつしょう)」
と言い、特徴的な症状を呈します。
次回に続く。
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