東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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息切れがする②

2021.05.01

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は前回の続きで、「少気」について、お話ししていきたいと思います。

 

前回のお話はこちら

 

 

 

少気は、短気と同じ「息切れ」というカテゴリーでありながら、

 

 

 

呼吸が短く静かな呼吸をして、「ハァハァ」大きな音が出ない特徴があり、虚証でみられる特徴があります。

 

 

 

この場合、息をしても吸い足りない感覚があります。

 

 

 

そして、少気の弁証分類は、主に5つあります。

 

 

 

1.肺気虚

 

 

 

肺気が虚すことで、息切れが引き起こされます。

 

 

 

気虚の程度によっても変化しますが、入浴や運動などの肉体的負荷が掛かると、息切れが増悪する特徴があります。

 

 

 

その他にも声に力が無かったり、呼吸が弱かったり、風邪を引きやすいといった症状がみられます。

 

 

 

2.心気虚

 

 

 

虚弱体質、久病、思慮過度、心労により、心気が不足すると、心気の機能を保つために肺気が補助しようと活発になり、息切れが起こります。

 

 

 

その他に、心悸、眠りが浅い、中途覚醒といった不眠の症状がみられます。

 

 

 

3.脾気虚

 

 

 

虚弱体質、久病などで脾気が虚し、運化が低下すると、水穀の精微を化生出来ないため、気の産生が不足すると息切れが引き起こされます。

 

 

 

この場合、息が切れて喋ることが億劫になり、空腹感なく、少食となります。

 

 

 

便は泥状で、倦怠感もみられるようになります。

 

 

 

4.腎不納気

 

 

 

肺気虚から進展して腎気虚が悪化すると、納気出来なくなります。

 

 

 

この場合の息切れは、身体を動かすことが増悪因子となります。

 

 

 

また、話すのが億劫となったり、腰や膝に力が入りにくくなったり、自汗がみられます。

 

 

 

5.熱傷気陰

 

 

 

この場合はパターンが2つあります。

 

 

 

1つ目のパターンは、外感熱病の後期の息切れです。

 

 

 

邪熱が肺胃に侵入し、気や津液を消耗した場合に引き起こされます。

 

 

 

この場合、倦怠無力感、るい痩、舌苔が薄く乾燥、口乾を随伴します。

 

 

 

2つ目のパターンは、暑邪によるものです。

 

 

 

「暑は気を食む」徒いわれる通り、暑邪によって気・津液をひどく消耗した場合に、息切れがみられます。

 

 

 

この場合、倦怠感、身熱、多汗、口渇多冷飲がみられます。

 

 

 

少気についてのお話は以上になります。

 

 

 

次回は「眩暈」についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

 

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