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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
長脈の続き
長脈でも、硬過ぎず、柔らかさ過ぎず、強過ぎず、弱過ぎず、速くも遅くもない脈は、正常だと言われています。
病的な状態を示す長脈は、ロープを引っ張るように緊張しています。
長脈は『脈経』に詳しく書かれておらず、“二十四脈”には含まれていません。
『脈経』の中で長脈について書かれているのは、“実脈”と“革脈”の説明の文中に「而長」と登場しているのみで、“実脈”と“革脈”の中に含まれてしまっています。
『脈経』に、「“革脈”は沈んで実しているのが特徴である」と書かれているので、長脈は基本的には、実証を示します。
長脈を診る上で重要なのは、寸口側が長いのか、尺位側が長いのかです。
この寸尺差を診ることで、陰証なのか陽証なのか、上焦の異常なのか下焦の異常なのかなど、弁証する判断材料の一つになると考えられます。
続く…
◆参考文献
『脈経』たにぐち書店
『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店
『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部
『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店
『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
『難経鉄鑑』たにぐち書店
『東洋医学の宇宙』緑書房
『現代語訳素問』東洋学術出版社
『漢辞海』三省堂
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