東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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緩脈②

2021.04.13

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

弦脈②

弦脈③

緩脈

 

 

 

参照

 

 

 

 

緩脈の続き

 

 

 

『景岳全書』には、

 

 

 

和緩不緊也.緩脈有陰有陽.其義有三.

 

 

 

と書かれており、

 

 

 

緩脈というのは、緊張していない脈で、陰証、陽証のものがあり、

 

 

 

緩脈の意味には三つあると述べられています。

 

 

 

一、ゆったりとして、緩やかさを保っていて、浮位にも沈位にも偏らずに中位にある緩脈は、健康な状態を表している。

 

 

 

二、緩脈に滑や大を兼ねるものは、多くは実熱である。

 

 

 

三、緩脈で遅や細を兼ねるものは、多くは虚寒である。

 

 

 

多くの諸家が述べている緩脈とは、この脈のことを言っているのです。

 

 

 

基本的に緩脈は、平人(健康な人)の脈ですが、緩脈に加えてその他の脈状が現れれば、病脈となります。

 

 

 

病脈の場合は、実熱型と虚寒型があるということですが、緩脈を打っているのであれば、大方は軽症であると、『胃の気の脈診』では述べられています。

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

『現代語訳素問』東洋学術出版社

『漢辞海』三省堂

 

 

 

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