東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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弦脈③

2021.04.06

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

弦脈②

 

 

 

参照

 

 

 

弦脈の続き

 

 

 

弦脈が強く鮮明に打っているのは良くない状態なので、常に緩めておかないといけません。

 

 

 

これについて、『胃の気の脈診』を参考にして補足しましょう。

 

 

 

前回、弦脈は木気によって起こり、肝の臓に通じているという話をしました。

 

 

 

木は水に潤されて生きており、土に培養されて成長しています。

 

 

 

もし木の力が強すぎれば、水は吸い取られ、土もパサついて滋養することができません。

 

 

 

人体において、木の気である肝の臓の気が盛んになり、水の気が破られると腎が虚し、土の気が損ずると胃が損傷します。

 

 

 

木の気である肝の臓の気が盛んになっているこのタイミングでは、弦脈を呈しています。

 

 

 

腎は精血の本で、胃は水穀の大元であり、これらは人体の根本になります。

 

 

 

この人体の根本が損傷すると、生きる力、治ろうとする力、生命力は損なわれてしまいます。

 

 

 

木の力が強い状態を示すのが弦脈なので、この弦脈が緩んでいて、水で潤せて、土で培養できている状態が、人体にとっては良い状態なのです。

 

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

『現代語訳素問』東洋学術出版社

『漢辞海』三省堂

 

 

 

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