東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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微脈②

2021.02.23

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

 

 

 

参照

 

 

 

 

では、微脈の続きです。

 

 

 

微脈は気血が共に虚していることを示します。

 

 

 

往診をしていると、外出することすらできない重症な患者さんを診る機会があり、微脈を呈している場合があります。

 

 

 

重篤な疾患を患っていて、脈が段々と細く弱くなってくるのは悪い方向に向かっており、脈に力が出て、太くなるように心がけて治療することが重要になってきます。

 

 

 

前回書いた洪脈は非常に大きな脈で、この微脈はとても細くて弱い脈であり、張景岳は、この二つの脈状を対象的なものとして並べています。

 

 

 

『景岳全書』では、

 

 

 

微脈は気血が共に虚している状態であり、特に元陽の虚損を意味している

 

 

 

と述べられており、

 

 

 

洪脈は陽への大いなる傾斜であるのに対して、

 

 

 

微脈は陰への大いなる傾斜となります。

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

『現代語訳素問』東洋学術出版社

『漢辞海』三省堂

 

 

 

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