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こんばんは。齋藤です。
本日より2月ですね。
少しずつ陽も伸びてきていますし、徐々に春が近づいていますね。
それでは前回の続きです。
前回の話はコチラ。
心が直接邪を受け止めない理由に関して、書いていこうと思います。
霊枢邪客編の原文は以下の通りです。
「心者、五臓六腑之大主也、精神之所舎也。其臓堅固、邪弗能容也。容之則心傷、心傷則神去、神去則死矣。故諸邪之在於心者、皆在於心之包絡。包絡者、心主之脈也。故独無腧焉。」
心は五臓六腑の主催者で、精神を宿す中枢で、性質は堅固であり、邪気は侵入しません。
もし、邪気が侵入したら、心臓は損傷して心気が損耗散逸して、人は死んでしまうと考えられています。
その為、病邪が心臓を侵犯したとしても、心の包絡上にあります。
包絡は、心主の脈であり、心包が心に変わり邪気を受けると記載されています。
また、霊枢九鍼十二原編には、原穴に関して以下の様な記載がありあます。
陽中の少陰は肺なり。其の原は太淵に出づ。
陽中の太陽は心なり。其の原は大陵に出づ。
陰中の少陽は肝なり。其の原は太衝に出づ。
陰中の至陰は脾なり。其の原は太白に出づ。
陰中の太陰は腎なり。其の原は太谿に出づ。
膏の原は鳩尾に出づ。鳩尾一。
肓の原は脖胦に出づ。脖胦一。
そもそも手少陰心経の原穴が記載されておらず、心は陽中の太陽に属し、其の原穴は大陵穴です。と記載されています。
霊枢では陰経は六経ありながら五原穴で、陽経六原穴も合わせ合計十一原穴。
難経では、陰経は六経に六原穴で、陽経の六原穴を合わせ合計十二原穴という様になっています。
これは歴史の流れ的に、難経の方が、素問より後に作成されているので、その過程の中で理論の発展がなされたと考えられます。
続く。
参考文献
『難経解説』 南京中医学院=編 戸川芳郎=監訳 浅川要・井垣清明・石田秀実・勝田正泰・砂岡和子・兵頭明=訳 (東洋学術出版)
『難経の研究』 本間祥白=著 井上理恵=校閲 (医道の日本社)
『難経鉄鑑』 伴尚志=訳 広岡蘇仙=著 (たにぐち書店)
『ハイブリット難経』 割石務文=著 (六然社)
『現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻』 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)
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