東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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寒気がする

2021.01.28

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は、背中がぞくぞくする、寒気がする場合のお話をしていきます。

 

 

 

背中がぞくぞくして、寒気がするのは、東洋医学的には悪寒あるいは悪風、畏寒に相当します。

 

 

 

いずれも気の温煦作用が低下すると発症します。

 

 

 

では、気の温煦作用が低下する病理には、どのようなものがあるでしょうか?

 

 

 

まず一つ目は、気血が十分にあったとしても、寒邪が足の太陽膀胱経に侵襲することで、寒邪の収斂作用により、

 

 

 

太陽経上の経気・衛気が収斂してしまい、気の停滞が引き起こされることで、温煦機能が低下してしまうという病理があります。

 

 

 

これは、八綱における表寒実に分類されます。

 

 

 

さらに他の病理としては、陽気不足(表虚寒あるいは裏虚寒)です。

 

 

 

外邪の寒の性質がそれほど強くなくても、陽気自体が不足傾向にあれば、

 

 

 

風邪やちょっとした寒邪の影響を受けてしまい、太陽経上の陽気が負けてしまい、悪寒風を生じます。

 

 

 

悪寒を鑑別する場合、単に寒いかどうかを問うだけでなく、背中を手で扇いでみて寒がるかどうか、鳥肌が立つがどうか、

 

 

 

こちらから働きかけてみて、実際に確認しておくと程度が明らかになります。

 

 

 

特に言葉での意思表示が難しい乳幼児には有効な手段となります。

 

 

 

実際に寒がるのであれば、厚着をさせたり、毛布や布団をかけても嫌がることはありません。

 

 

 

しかし、寒いと訴えているにも関わらず、厚着など防寒を嫌がる場合は、

 

 

 

内熱が主な病理であることがわかり、悪寒は気の停滞によるものであることが多い傾向にあります。

 

 

 

このような状態を真熱仮寒といいます。

 

 

 

寒気については、以上になります。

 

 

 

次回からは、「熱がある」場合のお話をしていきたいと思いますので、お楽しみに!

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 上下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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