東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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肉⑧

2020.07.28

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回までのお話

 

 

 

肉  牛肉

肉② 豚肉

肉③ 鶏肉

肉④ 羊肉

肉⑤ 犬肉

肉⑥ 猪肉

肉⑦ 熊肉

 

参照

 

 

 

 

今日は馬肉です。

 

 

 

馬は、紀元前4000年頃から家畜化されており、乗用や馬車の牽引を目的として飼育されていました。

 

 

 

軍馬や荷馬として飼育されていた為、食用の為に飼育されることはなかったようです。

 

 

 

戦国時代は、戦死した馬を食用として食べることがあり、戦国漫画でも、飢えを凌ぐ為に死んだ馬を食べるシーンがありました。

 

 

 

現在日本では、廃用となった馬は食用として利用されており、馬刺しや鍋料理としてよく知られています。

 

 

 

では、馬肉の効能をみてみましょう。

 

 

 

薬性

微寒、酸、甘

 

 

 

帰経

肝、脾、腎

 

 

 

効能

強壮筋骨、強腰脊、清熱下気

 

 

 

下半身の筋肉や骨を栄養してくれる為、足腰が虚弱で力が入りにくく、痺れ、痛みがある場合には有効です。

 

 

 

上半身が熱くてのぼせてやすく、喉が渇き、足が冷えて、腰が重く、色の薄い尿が頻繁に出るなど、上半身と下半身のバランスが崩れている場合にも効果的です。

 

 

 

馬は筋肉質なので、脂分が少なく、赤身がしっかりした肉です。

 

 

 

生の馬肉は、馬の血液が多く含まれている為、毒性が少しある為、生で食べる場合は注意した方が良いそうです。

 

 

 

加熱すると毒性が緩和させるようですが、脂分が少ない為、硬くなりやすいみたいです。

 

 

 

続く

 

 

 

 

参考文献

『薬膳素材辞典』辰巳洋 源草社

『中国伝統医学による食材効能大辞典』山中一男・小池俊治 東洋医学出版社

 

 

 

 

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