東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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季節湯⑳

2019.12.02

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

本格的に寒くなってきましたね。

 

 

 

前回の話はコチラです。

 

 

 

蜜柑を東洋医学的に見ていきたいと思います。

 

 

 

蜜柑の薬性でいうと寒熱性では微温で、作用は昇・潤で、五味は甘、酸で、帰経は肺・脾です。

 

 

 

微温性のため温める作用があり、胃腸の働きの弱い方や、温める力が低下している方に適しています。

 

 

 

また、昇の作用により、気を昇らせ、潤の作用により、体を潤します。

 

 

 

五味では甘、酸なので、甘味で滋養し、酸味により収斂させ、気や汗が漏れ出ない様にします。 

 

 

 

温める作用があるため、体に余分な熱がある方は、その熱が助長される可能性があり、取りすぎには注意が必要です。

 

 

 

また、甘味を取りすぎると、体内に余分な水分を溜めてしまう傾向がありますので、こちらも注意が必要です。

 

 

 

けど、炬燵に蜜柑じゃないですけど、この時期食べ始めると止まりませんよね。

 

 

 

さらに、蜜柑は果肉だけではなく、皮にも効能があります。

 

 

 

蜜柑の皮を乾かしたものを、漢方で陳皮といいます。

 

 

 

陳皮とは、古い皮の意味で、蜜柑の皮を日干しして皮が赤茶色に変わったものです。

 

 

 

有名な漢方薬で五味は苦、辛で、寒熱性では温性で、効果のある臓腑は肺と脾です。

 

 

 

主な 働きは胃腸の働きを助け、気の巡りを良くし、余計な水分を除く作用があります。 

 

 

 

続く

 

 

 

参考文献 東方栄養新書 メディカルユーコン

 

 

 

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