東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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季節湯⑱

2019.11.11

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

だいぶ寒くなってきましたね。

 

 

 

体調の管理には十分気を付けてください。

 

 

 

11月になりましたので、今月の季節湯の蜜柑湯をご紹介したいと思います。

 

 

 

冬といえば「こたつにミカン!」という印象がありますよね。

 

 

 

蜜柑の旬は、12月でそのままピークを迎えて、3月まで出回っております。

 

 

 

まずは、蜜柑の歴史から。

 

 

 

蜜柑の歴史はずいぶんと古く、約3,000万年前にインド・タイ・ミャンマーのあたりが原産地といわれています。

 

 

 

しかし当時は自生で、栽培をし始めたのは中国が最初です。

 

 

 

「かんきつ」の概念も中国発祥といわれており、かんきつの栽培史「橘誌」では、かんきつを「柑」「橘」「橙」に分類しその詳細を記してあるそうです。

 

 


第十一代垂仁天皇の勅命により「不老不死の霊菓」を求めて中国へ渡り「橘」を日本に持ち帰ったのが、田道間守(たじまもり)という人物です。

 

 

長い年月を経てようやく橘を手に入れて帰国するも、天皇はすでに崩御していたという悲しい歴史が「古事記」「日本書紀」に記されています。

 

 

 

田道間守をまつる和歌山県・橘本神社の近くには、田道間守が持ち帰った橘を移植した際の遺跡があるとのこと。

 

 

ちなみに、日本の蜜柑の生産量日本一は、和歌山県です。

 

 

 

また当時、橘はそのまま食べるのではなくお菓子のように加工して食されたそうで、橘本神社では定期的に「菓子祭」が催されているようです。

 

 

 

蜜柑の歴史、深すぎですね。

 

 

 

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