東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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二人目不妊と正邪弁証

2014.04.30

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こんばんは渡辺です


やっと、衣替えしても大丈夫かなあ~!という暖かさになってきましたね!


家の整理整頓をしたいと思います!



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さて、今週も引き続き「二人目不妊」の話題です。


二人目不妊
「二人目不妊」と中医学



中医学の世界では、二人目不妊について、不妊症と異なった特別な弁証を設定しているわけでなく、



不妊という枠組みで、同じく弁証するのでした。




前回は、なかでも肝鬱気滞について述べましたが、




赤ちゃんを授かりにくい理由を、中医学的に慢性の臓腑病として考えていくならば、




それぞれの臓腑の失調だけでなく、その中でのバランスを考えていくことが、治療するうえで必要となってきます。




たとえば初診時に肝鬱と同時に腎虚や気血両虚をしめす所見が同時にあるときには、虚実夾雑証として所見の変化を追っていきます。




そして、必ず治療経過とともにこの優先順位に変化がないか確認していきます。




虚実夾雑証で虚実のウエイトを考える際に有用な方法として、北辰会方式では「正邪弁証」を使用します。




その判断材料として用いるのは、




「問診情報」と「体表観察情報」のふたつ。




問診情報としては、



・入浴や運動によりどれほど疲労するか

・重症患者の場合の肉体負荷試験

・二便排泄、発汗後の主訴の変化

・これまで受けてきた治療内容による倦怠感出現の有無



を確認します。




とはいえ、少なくとももう一人子供を産んで育てよう、という妊娠希望の患者さんですから、




上記の中で重篤な虚証の患者さんにあてはまるような問診情報が取れるわけではありません



(つづく)


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