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こんばんは、中山です


だいぶん紅葉してきましたね。

食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、みなさんどんな秋を楽しみましたか？








先日、久しぶりに映画を観ました。『蜩ノ記』ひぐらしのき　です。


役所広司扮する戸田秋谷（とだしゅうこく）は、藩主と側室との不義密通の罪で１０年後の切腹を命じられ７年が経っていました。


その罪は、事実ではなく、藩を守るため戸田秋谷に命じられたものでした。


切り捨て御免の時代ですから理不尽なことだらけでしたが、戸田は、武士として与えられた使命を潔く受け止め　藩主に仕えました。


家族も使命を受け止め、凛とした態度で残りの時間を過ごしていました。
昔の人は、相当我慢強い。今なら即裁判ですよね。


その時代独特の日本の美学を感じました。



余命を宣告された人の生き方と、余命を意識しない生き方は、やはり違ったものになるでしょう。


ところで、最近私は、末期がんの患者さんを担当させて頂いています。


日々、痛みと恐怖に耐え必死に生きておられます。


夜寝るとき、次の朝、生きているかどうかもわからない。不安にかられ寝るのが怖いと仰います。


眠れないという患者さんは、経験ありますが眠るのが怖いと言われたのは初めてでした。


自分に出来ることは何か？　どうやれば痛み、不安を和らげることができるか？


日々試されます。




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