東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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足少陽胆経

2018.04.17

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こんばんは 浅田です

 

 

 

「下肢を痛めてから肩が挙がらなくなった」という患者さんを何度か診たことがあります。

 

 

 

転倒して下肢の外側をぶつけてから、肩関節が痛くなり上肢を拳上できなくなった。

 

 

 

小趾、薬趾をぶつけたり、骨折してから、肩に激痛と動作制限が出始めた。

 

 

 

捻挫して足関節の外側を痛めてから、肩が痛くなった。

 

 

 

このように、下肢の外側に外傷を負ってから、肩こり、肩関節周囲炎、肩関節石灰沈着など、肩の異常が出ることがあります。

 

 

 

それは、足少陽胆経正経が「肩髃」を流注しているからです。

 

 

 

『足少陽胆経正経脈 流注図』

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(参考文献 『臓腑経絡学』) 

 

 

 

外傷によって、足少陽胆経の経気不利が起こり、「肩髃」を中心として肩関節の痛みや異常が生じる場合があります。

 

 

 

この場合は、肩に症状が出ているからと言って、肩周囲ばかり治療するのではなく、足少陽胆経を疏通経絡させる必要があります。

 

 

 

肩の症状が出る前に、足少陽経上の異常は無かったか、既往歴で足少陽胆経の経気不利を起こす様な病歴は無いか、問診の際に確認します。

 

 

 

問診情報と合わせて、経絡上の反応、特に原穴、井穴の反応を診て治療することが重要です。

 

 

 

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