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2017.11.27
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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
では、誰が千歳飴を作ったのでしょう。これには、2つ説があるようです。
まず1つ目は、江戸時代、元禄のころ浅草の七兵衛という飴売りが浅草寺の境内で『千年飴』として売り出したという説。
もう1つの説は、大阪の『平野屋』という飴屋が元禄のころに江戸に出て来て、浅草寺境内で『千歳飴(せんざいあめ)』を売り出したという説。
「長い千歳飴を食べれば千年の長寿になる」と謳い、人気を博したと言われています。
いずれにしても、親の気持ちをがっちりと掴み商売上手ですね。
どの時代にも、商売上手がいるものですね。
こうして売り出された『千年飴』『千歳飴』は七五三のお参りの定番土産として、江戸庶民に広まっていったようです。
当時、砂糖は大変貴重なもので、現在のように甘いものが安易には手に入りませんでした。
ですから、甘い飴は子どもだけではなく大人にも喜ばれるお土産だったわけです。
現在は、砂糖でできているお菓子で溢れかえっていますが、当時は貴重品だったようですね。
また、お土産としてだけではなく、七五三のお祝いのお返しとしても使われていたようで、地方によっては『お福分け』として、歳の数だけ千歳飴を袋に入れ親戚やご近所に配る風習もあるみたいです。
つまり、千歳飴は七五三を迎えた子どもが食べるだけではなく、子どもの成長を祝い、健康と長寿を祈願して皆で食べるものである訳です。
狭いようで広い日本。色々な風習があっておもしろいですよね。
ちなみに、千歳飴の細長い形は、直径14.5㎜以内、長さ1m以内と明確に決められているようです。
規格があることにびっくりですよね。
昔から続いている風習というのはいろいろな歴史があって面白いですよね。
こういった風習はしっかりと受け継ぎ、引き継いでいきたいですね。
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