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おばんでございます、樫山です。




高齢者が多い往診患者さんの中には、介護保険を利用してのサービスを受けている方が多くいます。


 
自分で入浴が出来ない人や、食事ができない人など、



これら、補助が必要な人たちを支えているのが、「介護保険制度」です。



この制度が2000年度から始まって以来初めて、今年８月から制度が一部見直されます。



変更内容を簡単に挙げると、まずは所得に応じて、利用者の自己負担割合が増える事。



次にサービス内容について、施設への入居に関し、一定の基準を設け、入居出来る人を限定したり、



一部のサービスを国から市町村へと管轄を変更する。



以上が、今回の制度改定の大まかな内容です。



ここで一番困る人が多く出るのは、自己負担額の増額になる人で、その分これまで受けてきたサービスを減らさざるを得なくなるという事態になります。



往診している患者さんの中にも該当する人がいて、８月からの改訂で、これまで通りのサービスを続けるか考えている人もいました。



またある人曰く、国民の負担ばかり増えて、国は多くの無駄遣いをしているとご立腹でした。



丁度、新国立競技場の問題が騒がれているので、余計に納得いかないようでした。



2017年4月には消費税10％になることも決まっていますし、国民の負担は増えるばかりです。



ただその分だけ、社会保障や、医療、高齢者の介護などが充実したものになり、多くの人が安心して生活できるようになるのであれば、なんの文句もないのですが。。。



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