今回は、産後浮腫についてです。

前回の記事 産後の異常

ネットで調べたところ産後浮腫は、妊娠により約1.5倍に増えた血液がお産によって羊水や出血などで一度に多くの水分として体の外にでてしまうと、母体は、バランスを崩し、必要以上に水分を溜め込もうとするため浮腫となると言われています。また、授乳によっても水分が奪われるので補おうとしてさらに体内に水分を溜め込むというわけです。


中医学で「産後浮腫」の病因は？？


１気血両虚　分娩時の出血過多で正気が虚し、津液の運化ができなくなり発生
２脾虚　　　脾のはたらき不足による運化作用の失調により発生
３腎虚　　　腎の弱った人が産後さらに腎が弱り水を温められなくなり発生
４気滞血瘀　情緒の抑鬱などで気滞が生じ、血流も停滞して瘀血を伴ったため発生
５湿熱下注　もともと湿熱が停滞している上に、さらに湿熱邪を感受し、下焦に薀結したため発症


など様々あります。妊娠中に体調を整えておくことで浮腫予防にもなると思います。

出産後は、病室で寝転んで過ごすことが多くなるためあまり動きませんし、授乳で座っていることが多くなるというのも原因の一つと思います。




つらいけどどうもできなくて困っている方がたくさんいらっしゃいます。
産後鍼！ドンドン広めていきたいと思います。
 


参考文献　症状による中医診断と治療　下巻



 

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