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おばんでございます、樫山です。
ここまでのお話
温病学の誕生
温病の特徴
温病の特徴(2)
温病の特徴(3)
温病の特徴(4)
ここまで、温病の中の、風温、暑温について触れていきました。
続きいきます!
③湿温
湿熱の邪は四季を通じて存在しますが、長夏の季節に最も多く、湿熱の邪を感受して引き起こされる温病を湿温と言います。
非常に蒸し暑い梅雨の時期や夏の盛りに湿度の高い時期に湿熱の邪による病変が発生しやすくなります。
梅雨を迎えようとしている、まさにこれから時期です。
湿熱の邪が引き起こす病変には以下の特徴があります。
・病位は中焦脾胃が主体
脾は湿土の臓で同気相求めるもので、湿熱の邪を感受すると中焦脾胃が影響されやすくなります。
そのため、湿熱の病変は脾胃が主体であり、腹満・悪心・泥状便などの運化失調の症候がみられます。
気温が暑い時期になるとどうしても冷たい飲み物をよく食べたり飲むようになり、さらに脾胃に悪影響を及ぼしてしまい、湿熱の邪を感受しやすくなります。
ですので、これからの時期、湿熱の邪に侵されないよう、飲食を整え、脾胃を健康に保つ事が重要です。
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・気機を阻滞しやすい
湿邪は陰邪で性質が重濁であり、人体に侵入すると気の流れを阻滞しやすくなります。
このため、身体の重怠さ・胸苦しい・腹満・腹の痞えなどの症状を伴います。
・伝変が緩慢である
湿邪の性質は粘膩で停滞しやすい特徴があるので、人体に侵入すると停着して除去し難くなります。
熱を発散すれば除去できる温熱の邪とは異なり、温湿の経過は長く治癒しにくく、治療しても再発しやすい特徴があります。
ここまでみてきたように、湿温は一般の温病と違い湿邪の性質が特異である為に、病気の伝変が異なっています。
湿温の伝変は一般の温病より緩慢で経過が長く治りにくい特徴があります。
発症初期には熱勢は強くない事が多く、進行すると段々と湿熱の症状が明らかになっていくのが特徴です。
いずれにしても、病邪の性質を把握していれば、外界に湿熱邪の勢いが強くなる時期でも、人体の防御機能が強ければ発症を避けられます。
これからの時期は、飲食の不節をして、湿熱邪に身体が侵されないように注意しましょう。
続く・・・
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