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こんばんは、森岡です(^_^)


これまでのお話

2014年の運気 


続き行きます！！ 

前回は、その年の気候特徴である「大運」を決定しました。


今年の大運は「土運太過」でしたね。



今回は、「司天の気」「在泉の気」を決めていきます。


これら二つは、十二支により決定されます。


今年は「午年」ですから、この場合、


「司天の気」は「少陰君火（しょういんくんか）」、


「在泉の気」は「陽明燥金（ようめいそうきん）」


となっています。


（これら十二支と司天・在泉の組み合わせは『素問・五運行大論』に書かれています。）



「司天の気」は、


１、その年の一年中の気候変化

２、その年の上半期の気候変化 


を表します。


「在泉の気」は


その年の下半期の気候変化


を表します。


（ほんとはもう少し複雑な意味合いもありますが、ややこしくなるので割愛します。）



ですから、簡単にまとめると、


司天が少陰君火ですから、上半期は暑い時期が多くなり、


在泉が陽明燥金ですから、下半期は乾燥が強く涼しい気候となることを示しております。



大運が土運大過ですから、司天の少陰君火と相まって、


一年を通して高温多湿な年だが、下半期からは乾燥が強く寒い年となりそうですね。



『素問・五常政大論』には、


「少陰君火が司天の場合は、熱火の気が地に降臨する」


と書かれ、猛暑が広く起こるとされております。


また、


君火が肺（金）に影響し、人が発病すると、


「あえぎ、吐気、悪寒、発熱、くしゃみ、鼻水、鼻血、鼻づまり」


などを発病しやすくなり、火気がさらに強くなると、


「瘡瘍（そうよう＝できもの）や発熱」


の病を発症しやすくなると書かれております。



さらに、


下半期は陽明燥金ですから、暑さが落ち着き、涼しく乾燥した気候となってくると、肝（木）に影響し、


「脇が痛くなり、息を大きく吸いがちになる」


としています。



まとめると、


肺の臓や肝の臓が病みやすくなる一年となるということです。




次回は、「勝気」と「復気」について書いていきます。



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