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こんばんは、森岡です(^_^)


鍼灸を真面目にやっていると重病患者さんと出くわすことがあります。 

それこそ、命に関わる様な病態のものも少なくありません。



そして時には、人間ではない者からの依頼も・・・。



現在、”ペット”というものの立ち位置は、ここ数年で大きく変化しています。


数年前までは、「家畜」、つまり人間が何かしらの利益のために飼育しているという立場をとっていたペットたちも、


現在では「家族の一員」、人間と同等の立場を確立しております。


従って、ペットといえども家族の一員ですから病気となれば、


人間同様に手厚く看護するという方がほとんどとなってきています。



そして、そういった方々から我々が治療の依頼を受けることも大いにありえます。


（ただし、現在の法律上、動物に鍼灸治療を有償で行うことは獣医師以外は禁じられております。）



私の親戚にもカワイイわんちゃんを飼っていらっしゃる方がおります。


可愛いんですが、僕はなぜかよく噛まれていました（笑）


その犬の飼い主から、


「うちの子がリンパ腫になってしまったんだけどどうしよう・・・」


との相談を受けました。


リンパ腫といえば、簡単に言うと「血液の癌」です。


なんでも、すでに、下顎部、浅頚部、腋窩部、膝窩部、鼠径部など、


ありとあらゆるリンパ節に腫脹が見られ、余命３～６ヶ月との事。。。


獣医さんは抗癌剤治療や放射線治療を勧めているらしいが、年齢が高齢なため、辛い治療となるとのこと。


家族的には年も年なので、抗癌剤で苦しんでいる姿はもっと可哀想だから・・・と。



「じゃ、鍼しかないね」


ということです。



やはり、たとえペットであってもこの状況で治療を請け負うということは、


命を預かることになりますからその責任は非常に重いです。



数回やりましたが、食欲がほとんどなかったのが少しずつ食べれるようになり、


毛並みにツヤが出て、リンパ節の腫脹が減ってきたとの事。



厳しい戦いになるかもしれないが、自分の持てる全力で対峙しよう。



・・・さて、どこまで楽にしてあげることができるか。



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