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こんばんは、森岡です(^_^)


本日は代々木にあります国立オリンピック記念青少年総合センターにて行われました、（一社）北辰会関東支部定例会・代表特別講演に参加してきました！！

梅雨前の爽やかな休日に勉強会。


オツですね～♪



本日、午前中は北辰会関東支部・支部長でおられます尾崎真哉先生による「臓腑経絡学・経穴解説　～脾胃～」、


午後から、当院院長でおられます竹下有先生による「胃の気の脈診　理論編」、


最後のオオトリは、北辰会代表理事でおられます藤本蓮風先生による特別講演「胃の気と難病」。



豪華３本立てです！！



臓腑経絡学の中でも特別な立ち位置にある脾胃。


なぜ特別かというと、気血のモトとなる、つまり、生命活動の源となる後天の精を作り出す大本が脾胃であるからです。


この後天の精が作り出されなければ、人間は死んでしまいます。


従いまして、脾胃の働きは生命そのものにかかわる重要な役割を担っているのです。



また、脾胃は五行でいう万物の母である「土」という性質に帰属しますが、なぜ脾胃が「土」に帰属するのか？


こういった基礎中の基礎、成り立ちが根本理解にはとても重要であることは分かりきっている話だと思いますが、学校教育で使用される教科書ではこういったことにはほぼ触れません。


というか、記載すらありません（涙）



これでは、なかなか東洋医学が正しく伝わっていくといったことは難しいでしょう。



上記の話を含め、古典、臨床経験を通じて、尾崎先生が分かりやすく説明してくださいました。



午後の胃の気の脈診は、午前中の脾胃の蔵象ともオーバーラップし、


脈診の原理を理解するうえで、これまた必須の知識、技術です。



現在もさまざまある脈診法。



この脈診とは、つまる所、生体の何を診んがために行うのか？


これに、大きな答えを突きつけたのが胃の気の脈診です。


多種ある脈診も、結局その生体の「生命力」＝「胃の気」を診ているんだと藤本先生が喝破したのが約３０年前。


これは、すごい本質を突いた見解だなと、初めて胃の気の脈診を読んだときに驚嘆したのを今でも覚えております。


そして、臨床をやっていく中で、その思いはさらに強くなり、その言葉の重みは増すばかりです。



その胃の気の脈診の基礎理論を竹下院長が端的に、時にマニアックに分かりやすく講義してくださいました。



竹下院長の、


「一つ一つの定義や技術をしっかり押さえた上で臨床をやらなければ、何年、何十年とたっても一向に治せる技術は身につかない。」


厳しくも反省させられるお言葉でした。



熟練の先生ほど、単純に脈診で寸関尺をとるだけでも非常に神経を尖らせ正確に取られているものです。


こういったことができない内は、脈診を臨床に活かすなんてことは到底できないでしょう。


明日からでも、また細かく意識してやろうと痛感いたしました。



最後の特別講義は、藤本先生が実際に診療した２５症例もの（そのどれもが西洋医学で言う難病）臨床例の中から見える胃の気について様々な視点から解説してくださいました。


また、胃の気とも関連する「虚里の動（こりのどう）」についても貴重な解説を聞くことができました。


この胃の気と虚里の動を中心としてされる予後判定の正確さには、


「ここまで予測できるのか！？」と驚かされました。



そして、最後は藤本先生の公開臨床。



はは、ホントあっという間（＞０＜）


明日の活力となりましたね～！！



これだけ東洋医学という医学を体言、主張できる鍼灸師になれることを信じて、また精進致します☆



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