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2013.03.06
先日往診先の施設で、立て続けに「今日はなんだか寝ても寝ても寝足りなくって・・・」という患者さんがいらっしゃいました
聞けば、その方々と食事時間に同じテーブルを囲む方も、みな、食事中うたた寝していたということです。
少なくとも5人は、その日に限りそういう状態だったようです。
問診しても、特に飲食・睡眠・疲労の状態がいつもと大差なかったこともあり、
「春眠暁を覚えず、ですねぇ~」とお話していました。
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東洋医学的な睡眠の仕組みについては、以前に小池先生がスタッフブログで紹介されています。
眠りの深い秋
眠りの深い秋②
また、現代人に非常に多い「不眠」については、院長ブログにて紹介があります
どうして眠れないのか
しかし、「寝すぎ」というのは、あまり「病気」として話題にはなりませんね。
現代医学的には、一日10時間以上の睡眠を2週間以上連続して取っているにもかかわらず日中眠ってしまう場合「過眠症」とし、
原因としては
・うつ病や繊維筋痛症や、
・不眠症、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーのような睡眠障害の症状として、
・薬物の副作用
などがあげられます。
東洋医学的には、『症状による中医診断と治療 上』によれば「嗜睡」といい、
意識障害を伴わずに元気がなく、昼夜を問わずに眠りたがり、呼ぶとすぐに目覚めるがまた眠ってしまう状態
を、一種の病態としています。
陽気が高まる日中シャキっと目覚めて活動するためには、胃腸がしっかり働いて、精神活動の中心である「神」を栄養し、またアウトプットのエネルギーである陽気が盛んであることや、そもそも肉体活動の根本となるパワー、腎精が十分にあることが必要です。
それらに過不足が起こり嗜睡となる原因としては、
・環境や食べ物の不摂生で胃腸に負担がかかってうまく働かない(湿困脾陽)
・あまりに思い悩んだり、食べ物の不摂生で神が栄養されない(心脾両虚)
・働きすぎや休養不足、加齢、体と風邪との戦いなどでのパワー不足(腎陽虚・腎精不足)
などが挙げられています。
また、一日中眠い、というのとはちがいますが食後すぐ極端に眠くなる、などは胃腸の弱り(脾虚)の症状としてよくあげられます。
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『黄帝内径』によれば、「春は夜更かしをして、早起きをするのがよい」「ゆったりした気持ちで活動的になったほうがよい」とされていますが、
これは自然界の流れとして陰気が盛んな冬から、陽気が盛んな春になり、また肝木(やる気etc)が高ぶるため、それに合わせた養生となっています。
春にウトウト・・・嗜睡傾向がよく見られるのは、肝が高ぶりすぎて、普段の不摂生などでダメージを受けていた胃腸にさらにダメージを与えたり、
年度末で働きすぎや、やる気が有り余って制御できずに活動しすぎて疲労をため込んだり
冬の間に十分休養しておかなかったり
といった、季節的な影響もあるのではないでしょうか。
最後に
孟浩然 【永昌元年(689年) - 開元二十八年(740年)】の
『春暁』 を改めてみてみますと・・・
春眠不觉晓Chūn mian bu Jue xiǎo
春眠暁を覚えず、
处处闻啼鸟。 chu chu wen ti niǎo
処処啼鳥を聞く。
夜来风雨声, ye lai fēng yǔ shēng
夜来風雨の声、
花落知多少。 huā luo zhī duō shǎo
花落つること知る多少
と、ありますが、明け方限定の眠気でいえば、冬よりもそもそも夜明けが早くなっているので、それに合わせて起きると単純に睡眠時間が短くなることや、
暴風雨の様子を覚えているということで、眠りが浅かったり、
家の作りが甘くて冷え込んだり、季節の変わり目で風邪をひいてしまったり(そんなに弱ってそうではないですが・笑)といったことも考えられるなあと思いました
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