東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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年のせい

2013.01.24

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おばんでございます、樫山です(・∀・)。



患者さんには、老若男女、様々な人がいます。



年代、性別、患っている症状、どれをとっても千差万別です。



ただ、若い方、高齢の方問わず、よく患者さんが仰ること、



「年のせいかな~。」



高齢の方は言いそうだけど、若い人はそんなこと言わないでしょと思いきや、「今より若い頃と比べると…」、と仰る方がいます。



腰が痛いのは…、膝が痛いのは…、眠れないのは…、喉が渇くのは…、胃腸の調子がよくないのは…、



起こっていることは何でも年のせいだからと思い、何気なく口にする方が良くいます。



確かに年齢を重ねるごとに体の運動機能や生理機能が変化していったり、または低下していったり、体質が変わってくるのは事実だと思います。



加齢に伴う体の機能の変化・低下から、出やすくなる症状というのもあると思います。



しかし、年をとることによって様々な問題が必ずしも出るとは限りません。



同じ年齢でもその症状が出ていない人と出てる人。



年は離れているけど似たような症状の人。



若いけど色んな病気を抱えている人。



元気いっぱいの年配の人。



こうやって考えると、年齢と体に起きる問題は単純なことではないと思います。



年齢は病気になる要因であるだろうけど、原因ではけっしてありません。



私は治療をする際、ここのところは良く分かってもらいたいので、年のせいと仰る患者さんにはしっかり説明します。



やっぱり、心のどこかで年のせいと思っている部分があると、都合が悪くなるとそこに逃げてしまったり、辛いと諦めてしまったりして、良い結果に結びつき難くなってしまうと思います。



そもそも、起きている問題が年齢のせいだったらそれ以上よくなることは無いんじゃないかと思います。



年齢は若返らないですからね。。





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