東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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七五三

2012.11.15

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おばんでございます、樫山です(・∀・)。



今日は11月15日、11月も折り返しに入りました!


最近患者さんから、綺麗な晴れ着を着て、千歳あめを手にしたお孫さんの写真を見せて頂くことがありました。



そうです、11月は、七五三の季節ですね。



週末になると、七五三を向かえ、神社へお参りの家族連れをよく見かけます。



私の友達も、某SNSサイトに、我が子の晴れ着姿をアップしており、あまりの成長振りに心癒されました(笑)。



七五三は本来11月15日に行われる年中行事です。



日の吉凶を占う二十八宿というものがあり、鬼宿日と呼ばれる最良の吉日が15日だったので、この日にお祝いを行うようになったそうです。



現在は15日にこだわらず、11月の休日に行われることが多いようです。



七五三を現在のようにお祝いをするようになったのは江戸時代からだそうで、五代将軍徳川綱吉が息子の健康を盛大に祈願したことから、それが庶民に広がって始まったとされる説が有力だそうです。



この将軍綱吉の息子、徳松は体が弱かったらしく、綱吉は息子が5歳になったのを大変喜んだそうです。



昔は、この綱吉の子供だけではなく、健康に不安を抱えていた子供が多く、健康に成長していくことはとてもありがたいことだったそうです。



現在とは違い、生活環境や栄養状態が良いとは言えない中で、子供の成長を祝う親の気持ちと、これからも健康に成長できますようにという願いが、七五三という形で現代に残っています。



現代の日本は、生活環境も、栄養状態も変化し、医療技術の発達で乳幼児の生存率は高くなっています。



しかし、七五三のような年中行事が今現在も行われているというのは、今も昔も親の子供へ対する気持ちは変わらないということなんだろうと思います。



いい文化、いい風習は時代が変わっても残っていくものだと感じました。



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