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こんばんは、森岡です(^_^)


前回までのお話し・・・

風を考察する
風を考察する（その２）

え～たぶん皆さんお忘れになっているでしょうこのシリーズ（苦笑）


久しぶりの更新です。



季節はすでに暦の上では立秋を過ぎ、処暑という期間に突入しております。


処暑とは夏の暑さが落ち着いてくる時期です。


ですから、これから処暑が終われば秋分ですから、秋が深まってくるということです。


でも、もう少し残暑が続きそうですね。。。




ということで、前回で「外風」についての解説が終了致しました。


（外風ってなんだっけ！？　忘れちゃった～(゜レ゜)　　という方はお手数ですが、前の記事を読んでみてください<(_ _)>） 




今回から「内風（ないふう）」についてです。



まず「内風」とはなんだ？？？


というお話ですが、以前にも書きました通り、


「外風」が体の外に吹く風で、その外的影響から体内の機能失調を引き起こすものであったのに対し、



「内風」は、


体内から発生した風で、その原因は五臓六腑の機能失調に起因します。



五臓六腑に異常が起こると、まるで体内に風が吹いたかのような症状が引き起こされることがあるんですね。


これこそ、東洋医学の特長である天人合一思想に基づいた発想です。


自然と人間は相関してるって考えですね。



では、内風が起こると、どのような症状が特徴的に起こるかというと、主に、


「めまい、ふるえ、ひきつり、しびれ」


などが引き起こされます。



上記のどれをとっても、体の一部、あるいは全体が”動いてしまう”症状ですね。



風の特徴として「動的」であると、これまでの記事で再三お話しておりますし、


風邪の解説でも「風は善くめぐり、しばしば変ず」といった文言があると解説してきました。



こういった特徴が「内風」にも引き継がれているのです。



ですから、患者さんが、


「めまいがします」とか、「なんか手がしびれるんです」とか、


「足が寝てるとつってひきつれちゃうんです」とか、「体が震えるんです」


といった症状を訴えている場合、


この風（内・外）によって引き起こされた病理じゃないかと１つ選択肢が生まれてきます。 


この症状たち、結構臨床やっていると高頻度で遭遇するんですよね～。


最近も診ました、”手のふるえがひどい”って患者さんを。


これも、「内風」と診立てて治療をいたしました。



では、この内風が引き起こされるメカニズムですが、これは次回ということで・・・（笑）




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