東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風を考察する(その6)

2012.07.14

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こんばんは、森岡です(^_^)


前回までのお話し・・・

風を考察する
風を考察する(その2)
風を考察する(その3)
風を考察する(その4)
風を考察する(その5)


少し空きましたが、続き行きます!!



前回は、外風=風邪(ふうじゃ)の性質について少しずつ触れていきました。



今回もその続きです。



     〇




2.「風は善(よ)くめぐり、しばしば変ず」


またもやよく分からん文言です(笑)


では、なるべくわかりやすく・・・。


これまでも言ってきているように、風邪は「陽邪」で「動的」な性質を帯びた邪であるとお話してきました。


穏やかな風かと思いきや、急に強い風になってみたり、


左から吹いたと思いきや、右から吹いたり、


直線的なものから、竜巻のようなぐるぐる渦巻くようなものに変化したり・・・



この様に、一定に定まらず、常に変化しているのが風の動的な特徴です。



その風の邪気である風邪もこういった特徴を踏襲しております。



そこで、もう一度先ほどの特徴に戻りますと、


まず、


「善くめぐり」


ですが、これは、


「おおいに動く」


ということです。



風邪に体が犯され、何かしらの病気を発症した時は、


その症状が、色々なところに移り、定まらず、状態も一定でない。


また、発症する部位も一定でなく、決まりがありません。


このように、発病部位も、症状も、様々に動き定まらないのです。



次に、


「しばしば変ず」


ですが、これは、


「しきりに(たびたび)変化する」


ということですね。



何が変化するかというと、


風邪に犯されることにより、「健康」な状態が「病気」にまず変化します。


この発病するときも、徐々に、いつの間にか、ゆっくりと緩慢に発病していくのではなしに、


急激に素早く、発症していきます。



ですから、いつから症状が発症したかを聞くと、


「いや~いつかははっきりしないけど、数週間前からなんとなく違和感が出てきて・・・」


なんて感じではなく、


「二日前の昼くらいから急に激痛が走って・・・」


といった感じで、いつ発病したかが明確です。



また、病状の変化も急で、全く違う病状に変化することもあります。


これは、風邪による代表的な病気、”カゼ”を思い出していただくとよく分かります。


寒気がしたと思ったら、頭が痛くなり、一時間後には咳や鼻水が出始め、翌日はめまいや吐き気がする・・・


この様に、非常に変化が早く、病状もコロコロ変わるのが風邪の特徴です。



こういったことから、


3.「風は動を主(つかさど)る」


とも言われ、風邪が引き起こす病気として、”カゼ”以外にも、


めまいやけいれん、ふらつきや震えなど、


風が体内でザワついているかのような症状を引き起こすとされています。



実際、僕が診た患者さんでもこんな方がいました。


主訴は体全体の痛み。


その患者さんは、とにかく体の色んなところが痛いからどうにか楽にならないか、ということで受診された方でした。


最初は右肩が痛いと言っていたかと思うと左肩に痛みが移り、肩の治療中に膝が痛いと言い出し、そこが治まると、今度は腰。


腰を治療すると、足がけいれんすると言い、そりゃーもう大騒ぎです。


何とか治まり、帰ろうとベッドから立ち上がると、めまいがして立ち上がれないと・・・。


当時、まだ風邪に対する知識も経験もなかった僕は、


なぜ、こんなパッパと症状が移り変わるんだろうかと不思議で仕方ありませんでした。


(当時、西洋医学で調べても心身症とか神経症といった病名で、いわゆる”神経質”ってやつで片付けてられておりました。)


風邪のメカニズムや病証を知った時に、なるほどあれが風邪の、


「風は善くめぐり、しばしば変ず」 とか 「風は動を主(つかさど)る」 といった病気の出方だったんだなと、


非常に勉強になった記憶があります。




次回、風邪(外風)各論をもう少しお話して、「内風」へと話を進めたいと思います。



次回に続く。



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