東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風を考察する(その5)

2012.06.24

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こんばんは、森岡です(^_^)



前回までのお話し・・・

風を考察する
風を考察する(その2)
風を考察する(その3)
風を考察する(その4)


続き行きます!!



ちょこちょこ間があいてしまうな~風シリーズ(笑)


間で書きたいことがあると忘れないうちに書いておきたいもんで、シリーズなどすでに頭の中で構成されているものについては後回しになりがちです・・・(苦笑)


ずいぶん前に始めたもので、全くのほったらかしになってるシリーズもあります(笑)


また、時期が来たら書きたいと思います~!!


さっ、気を取り直して。


前回は風が生理的範疇を超えて、人体に悪影響を与える条件についてお話ししました。


そして、その害を与える風には、内風と外風があるということも述べております。


今日は内風・外風の各論です。




まずは、外風から。



外風とは体の外で吹き、外から内(身体)に損害を与える風でありましたね。


この外風のことを「風邪(ふうじゃ)」と呼びます。


東洋医学を全く知らない方が”風邪”という漢字を見れば、


”ふうじゃ”とは読まずに”カゼ”と読むのが普通ですよね。


東洋医学で言う「風邪(ふうじゃ)」によって引き起こされる、代表的な病気が”風邪(カゼ)”であります。


東洋医学の概念が、そのまま現代にも根付き、浸透していることの1つの証左です。


で、その風邪(ふうじゃ)の性質についてです。


1.風は陽邪で、陽位を犯しやすく、その性(質)は開泄する。


ハイ、いきなり東洋医学用語丸出しです・・・。


でも、なるべく分かりやすく行きます(笑)


東洋医学は気をその根本として、その気を陰陽の二つに分けていきます。


ですから、この風邪も陰陽どちらの性質に片寄っているか分類します。


そして、分類すると陽の性質に片寄った邪気=陽邪(ようじゃ)であるとしています。


なんで陽の性質なんでしょうか?


みなさん、風を思い出してください。


風は様々な方向にビュンビュン吹きます。


竜巻なんかを思い出せば、色々なものを上に上に、外に外に巻き上げ、そりゃもうメチャクチャにしていきます(笑)


このような、流動的かつ、モノを上昇させる性質は静動で言えば動的な性格です。


このように、動的で、上とか外方向の動きを持つモノは陰陽で言えば「陽」に分類されます。


従って、風は陽邪です。




次に「陽位を犯す」ってなんでしょう?




東洋医学では、人体は大まかに上・中・下の3つの部位に分けることができます。


陽位というのは、この中の、「上の部分=大体みぞおちから上の部分」の事を指します。


この、みぞおちから上(この部を上焦(じょうしょう)と言います。)の部分を中心として風邪は身体を侵襲していきます。


カゼを引き合いに出すと、カゼの引き初めは悪寒といって寒気がしますよね?


この悪寒をよく観察しますと、体全体がゾクゾクするような寒気に襲われるわけではありません。


ゾクゾクするのは、


後頭部~項~肩~背中(特に上背部)に特徴的に感じています。


(今度、悪寒がしたときにはよく観察してみてください。)


まさにここが、陽位です。


(もう少し、詳しく話せば、体の前後を陰陽で分ければ、後ろが「陽」となります。)


この体の中でも、


「上の後ろ」=「陽位の中でも最も陽の性質が色濃い部分」


が、風邪によって犯されているときに感じるのが悪寒です。


ですから、風邪は「陽位を犯す」のです。




最後の「その性は、開泄する」とはなんでしょ?




私は風の気持ちいい日、夜その涼風に当たりながら勉強をしていると、


後ろのドアが自然にギ~っと開いて、ちょっとドキドキしたことが何度かあります(笑)


(僕、幽霊とか大の苦手です・・・。)


また、熱いラーメンを食べる時、フゥ フゥ 冷ましますよね?


このとき、スープは吹いた息(風)が当たると、穴が開いたように左右に押しのけられます。


また、表面張力で保たれているコップの水を思いっきり吹いたら、


張力の均衡が崩れ、水がもれだしますよね。


この様に、風は動的な性質を持つことから、


「開く」とか「泄らす(もらす)」という現象を引き起こします。


ですから、 「その性は、開泄する」 とされています。


風邪の開泄性が身体で起こると、何もしていないのに汗がジワジワ出てきたりします。


皮膚を開いて、汗を泄らしてしまうのです。



このように、ちょっとわかりにくい東洋医学用語も、

卑近な例を出して説明すれば、イメージしやすく、もうちょっと理解しやすくなるのにな~と思います。


何にせよ、とっつきやすいのが一番だと思います(笑)



次回に続く。



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