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こんばんは、森岡です(^_^)

週末にとある勉強会へ行ってきました。
そのメインテーマが「脳血管障害に対する鍼治療」でした。

現在、日本人の死因として癌、心疾患に次いで「脳卒中」が第三位に位置しております。

従って、往診業務や臨床の現場では、

非常に良く出会う患者さんが脳卒中後遺症の片麻痺患者さんです。

東洋医学でも、脳卒中のことを、

「中風」　「卒中（風）」　「偏枯（へんこ）」

などと表現し、様々な文献に登場します。

昔から脳卒中患者さんは大変多く、歴代の医家達もこの病と対峙していた事が伺えます。



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また、最近メディアでも盛んに取り上げられている「認知症」も、

脳の血管または、細胞の異常により引き起こされる病気です。

２０１２年現在で、厚労省が発表している認知症患者数は約２００万人としています。

しかし、これは比較的重度の認知症患者さんたちで、軽度のものや、

いまだ発見されていない方などを合わせると、いったいどれくらいの数になるのか・・・。

まだまだ増え続ける認知症患者は、

２０１５～２０２０年までに３００万人を超すという見通しが出ております。


そして、これに対する西洋医学的治療法は、少しずつ研究が進み、

徐々に治療法や治療薬が出てきているものの、

顕著に有効なものは無いのが現状です。


ということは、われわれ鍼灸師の出番が多くなることは目に見えております。


日本でも徐々に鍼灸による脳血管障害の予防と治療に取り組み始め、良い結果が出てきているようです。


その治療法の中の１つに、

「醒脳開竅法（せいのうかいきょうほう）」

というものがあります。


これは、

中国の天津中医薬大学の院長であった石学敏（せきがくびん）教授が開発した、脳血管障害に対する治療法です。

詳しく話すと専門的になりすぎますので割愛いたしますが、

勉強会当日は、

この「醒脳開竅法（せいのうかいきょうほう）」を用いた治療の実際を、映像を交えながら解説して頂いたり、

手技を直に受けてその効果を体感できたり、

臨床医の方を招き、現在注目されてきている、

「特発性正常圧水頭症」についてや、

脳卒中急性期におけるリハビリテーションの在り方、

鍼刺激が中枢神経に及ぼす作用などについて、盛りだくさんの内容となっており、

大変有意義な時間を過ごすと共に、より、この病気に対して、

様々角度からの理解が必要だと痛感いたしました。


今後も増え続けるであろう脳血管障害に、鍼灸治療は確実に有効な効果を発揮すると思います。


さらに勉強を重ね、少しでも患者さんの笑顔を増やせることを目標とし、

今後も色々な勉強会に参加していきたいと思います。



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