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こんばんは、森岡です(^_^)


今日であの混乱の日々からちょうど一年・・・。

僕の正直な感想は”早かった”です。
もう一年経ったんだというような感じです。

東北を中心としてマグニチュード９．０の大地震が発生したのが一年前。


今日まで僕のように時間が早く感じた人、逆にとてもとても長く感じた人。

様々いらっしゃると思います。

これを通しても、時間の流れは人それぞれなんだろうなぁと実感します。


一年経ってどこまで復旧できたのだろう？


まだまだ残る瓦礫は、一年後の今月末までに撤去作業を終える見通しをたてたが、

現況、 宮城県で７１％、岩手県で８７％、福島県で６４％、

３県合わせると全体の７４％にとどまっています。 

焼却や埋め立てまで処理が進んだものはおよそ６％にとどまっております。



そして、未だ不安定な原発。

震災一週間後には「炉心溶融」という状況が分かっていたにもかかわらず、

東電はひた隠しにし、今日に至るまで適切な対応はされていない状態。



また、今後深刻な状況がどんどん明らかになってくると思われる土壌・大気・水質汚染。

「江戸前」と言われている東京湾の海底土の汚染は進んでおり、

福島沖と同じような値の放射性物質が検出され始めています。

江戸前寿司が消える日が来てしまうのか・・・。



崩れる生態系。

原発付近の野鳥が減少しているという調査結果が先日発表されていましたが、

これはチェルノブイリでも同じ現象が起こっていて、その後、

付近の野鳥に腫瘍が多発したという結果が出ております。



それに伴い、もっともっと気になるのは健康被害です。

様々言われていますが、結局どれが正しいのか。

今後の情報を見極め正しい判断が必要となってきます。 



自己保身のために政府や東電が責任のなすり付け合いに必死で、

依然として復興作業が後手になっているのに腹が立ちます。


すでに一年前から”緊急を要する非常事態”なわけですから、

適切な処置が迅速の求められ、

その一瞬一瞬の判断で日本の未来が決まってしまうというのに・・・。 


これは、私たちの臨床においても同じことが言えます。

まさに、先日の院長ブログの「急則治標」です。 



　　　　　　〇



とまぁ、挙げれば、言えば、キリがなく暗い話題にばかりなりますが、今自分には何ができるか？


それは、

この震災により痛んだ「心と体を癒すこと」しかできません。

これを地道に真摯に行っていくことで、”人”が元気になれば、必ず社会ひいては国が元気になっていくと信じています。

この大地震が及ぼした多方面への被害はあまりにも大きすぎましたが、

だからといって、立ち止まるわけにはいきません。


止まない雨はありません。


必ず、流動変化しています。


だから、顔を上げ 、空を見つめ、前に進みましょう。



明日は明日の風が吹く。


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