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こんばんは、森岡です(^_^)


先週末は両国国技館へ行ってきました。
なぜかというと、とある力士さんの引退＆親方襲名披露のための断髪式に呼んで頂いたからです。


とある力士さんとは、

岩木山（いわきやま）関

です。


岩木山関は青森県出身で四股名の由来は、

青森県の最高峰で日本百名山の一つ「岩木山（いわきさん）」からとったものです。

大学相撲で活躍し、そのまま角界入りかと思われましたが、

地元の青森山田高校の教職につき、教師兼相撲部コーチとなりました。

その傍ら、アマチュア相撲で力士としての生活も続けておられました。


しかし、同じアマチュア相撲で活躍していた友人の死をきっかけに、

自身の人生を見つめ直した結果、プロ入りを決意し、

最高位は東小結まで登りつめた熱い力士です。


そんな岩木山関を、縁があって、私が治療させて頂いていたのです！！


清明院で働かせていただく以前、まだまだ私が、鍼灸師駆け出しの頃に、

当時、働いていた接骨院で岩木山関と出会い、そのまま担当させて頂くことに。


右も左もわからない私に、力士の命である「体」のメンテナンスを快く任せてくださった、

関取の懐の深さ・広さに、有り難さを感じながら治療させて頂いていたことは、

今でも鮮明に記憶に残っております。


仕事が終わって、そのまま最終の新幹線に乗り、

場所中の大阪や名古屋まで行き、深夜まで治療をし、

そのまま取り組みを観て、東京に帰ってくるなんてことも度々ありました。


今の、医療人としてのボクを育ててくれた方、といっても過言ではありません。


非常にケガに多く泣かされた現役生活で、最後は小脳梗塞（軽度でしたが）により、

皆さんに惜しまれながらの引退という結果でしたが、断髪式には、

多くのゆかりの方々で埋め尽くされ、一階席はほぼ満席という状態でした。


とても寡黙な方ですが、その奥に秘められた情熱に、多くのファンが熱くさせられた結果でしょう。


今後は、関ノ戸（せきのと）親方として、後進の指導に当たっていくそうです。



断髪式に出席しながら、当時のがむしゃらに、ひたむきに


”どうにか楽にしたい！！”


という気持ちで突っ走っていたことを思い出し、

医療人の根底になくてはならない”心持”の重要性について再認識させてもらったいい式でした☆


岩木山関、約十年間の現役生活、お疲れ様でした。<(_ _)>