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2012.01.23
午前は支部講師の川田浩之先生による「北辰会方式 病因病理・弁証」
シンプルにまとめられたまさに、基礎!な内容の中、発見がたくさんありました
北辰会の定例会では基礎を繰り返し行っていくので
日々の臨床を経ていつの間にか自分の考えや、視点が変わっていたことに気づかされます
こういうときに、自分の成長と向き合えるのも鍼の楽しさだなと感じます
午後は、本部より内経気象学の橋本浩一先生がいらっしゃり、易や内経の観点から見た気象学についての講義と、1月は毎年恒例となっている、2012年の運気予測の解説をされました。
とにかく濃厚な橋本先生の講義
自転車で往診をするようになってから、とにかく「天気」が身近になっていましたので
「天候と、身体への影響」を内経医学の視点から見つめる先生の講義も、発見に満ちていました。
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ところで、去年の橋本先生の講義で先生のお話をうかがって以来、東洋医学における「神と気」のちがいというのが、じつはあまりピンと来ておらず
自分なりに考えていたのですが
最近、「死」というのがひとつのヒントになるかなと思うに至りました。
人が死んだ後の亡骸には「神」は宿っていないけれど、「形」はあり、「亡骸」という「モノ」で有る以上、亡骸を亡骸たらしめている「気」があるということになります。
さらに、ほうっておくとどんどん姿を変えて、最後は土に還って微生物の餌になり、食物連鎖をおこして世の中を循環しているので、大きな気の流れが途絶えることはなく「気一元の世界」が続いていきます。
こう考えると「気」のなかの「神」であり
「神が宿っている」ことが、生きている人間にとって大事なことで
体表観察に置いても重視される理由も納得がいったように思い
昨日も橋本先生に再びお話を伺ってみました。
先生は穏やかに対応して下さった後、さらに「中薬は植物としては死んでいるけれども、気味(薬効果のことです)というように、まさに気があるし、熟成させて効果が変わることもありますね」
とにこやかにおっしゃっていました
うーん
人体以外のことはかんがえていませんでした!先生!
ということで、帰り道またすこし考えてみました。
ドライフラワーというものがあります。東洋医学的な視点で見ると当然これも気でできています
植物としては死んでいます。
でもある人はドライフラワーをみて「美しい」と感じます。
亡骸も同様に。生物として死んでいます。
親しい人の亡骸が「悲しい」とか「穏やかであってほしい」とか「在りし日の想いで」などを、見る人に想起させるこ
とがあります。
いま、「死」=「神は宿っていない」とします。
ドライフラワーも亡骸も、死んでいて神は宿っていないのですが、そこに確かに存在し、見る者に何かを感じさせているということでそこには気の交流はあります。
「神」=「気」でない、あらためて証明できた、ような?
ただ、「死」だけが神と気をわかつポイントなわけでは全くなく
北辰会の体表観察上は「生である(「死」ではない)」=「神があるとは限らない」とされています。
「神」ってなんだろう・・・ピンと来るまで、さらに迷子
また考えてみます
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