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2011.06.18
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
原発問題(その1)
原発問題(その2)
原発問題(その3)
原発問題(その4)
原発問題(その5)
原発問題(その6)
原発問題(その7)
原発問題(その8)
原発問題(その9)
原発問題(その10)
原発問題(その11)
原発問題(その12)
原発問題(その13)
原発問題(その14)
原発問題(その15)
続き行きます!!
3.自然被曝
実は、普段生活している自然界の中に、放射線はごく微量ですが放出され、存在しています。
こんなに放射線が騒がれていなかったら、この様なことは、
多くに人に知られていなかったかもしれません。
ですから、皆さんが今まで生きてきた中で、自然と、そして必ず被曝しているんです。
今でこそ恐れられ、過剰に反応してしまう放射線も、
実は、生まれた時からの”お知り合い”なんです。
そして、この自然界に存在する、天然の放射線により被曝することを
”自然被曝”
と呼びます。
自然被曝の内訳として、その2/3は内部被曝、残りの1/3が外部被曝であります。
簡単にいえば、宇宙からの光線や、土壌の鉱石、大気中の物質、飲食物などなど、
様々なところから放射線ってのはごく微量だけど出ていて、
それを体外から感受したり、口や鼻から体内に取り込まれたりしているってことです。
この自然被曝の年間被曝量は、日本においては、
約1.5mSv(つまり1500μSvってことです。)と言われております。
年間被曝量が約2.4mSvとしている、文献やら、解説やらがありますが、あれは世界平均の値です。
日本はそれほど高くありません。
逆に言えば、2.4mSvでも、まず問題ないってことです。
また、人体への影響を示す用語として、
”確定的影響”と”確率的影響”
というものがあります。
”確定的影響”とは、
「決まった量を被曝すると必ず出る影響」のことをさします。
具体的に言えば、○○mSv以上被曝すると白内障や潰瘍が必ず出ますよ、という値です。
そして、
”確率的影響”とは、
「受けた放射線量に応じ、異常の発生する確率が高くなる」ことをさします。
具体的に言えば、被曝量が増えれば増えるほど、ガンの発生する割合が増加しますよ、という値です。
これらによれば、200mSv以下(厳しい基準のものであれば、100mSv以下)の被曝量であれば、
臨床的な症状(実際観察される症状)は、確認されていないという結果が出ているものもあります。
実際に自然被曝のうち、外部被曝(毎時)を計算してみると、
自然被曝のうち外部被曝は1/3で、被曝量が約1.5mSvですから、
外部被曝量=1.5÷3=0.5mSv
この値は年間ですから、毎時に直すと、
毎時外部被曝量=0.5÷(365日×24時間)=0.000057mSv=毎時0.06μSv
ってことになります。
この前、ニュースでやってたのが、新宿区で毎時0.07μSvという値でした。
この情報が正しいとしたら、騒がれている東京における外部被曝量は、
実は通常の自然被曝におけるものと、さほど変わりないってことですね。
と、様々な知識を冷静に組み合わせていけば、
現状がどのような危険をはらんでいるのか、また安全性はいかほどなのか、
自身である程度判断できるようになり、余計な不安感にかられることはだいぶ少なくなります。
・・・要は、ビビりすぎるなってことです(笑)
次回に続く。
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